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2010年3月30日 (火)

キンクロハジロのディスプレイ

 今日の六義園の池には、キンクロハジロが30羽ほどいました。この間まで雄ばかりだったのですが、雌がやって来たら、さかんにディスプレイをするようになりました。首を左右に振ったり、頭をぴょっことそらしたりする動作の他、よく鳴きます。こんな声です(PCM-D1を使用、ボリューム調整、ノイズの軽減をしています)。

「TuftedDuck10033000.mp3」をダウンロード

 仲間のベテランのバードウォッチャーでもキンクロハジロの声を聞いたことがないという方がいましたし、蒲谷鶴彦先生が録音できたのはお亡くなりになる数年前でした。

 本来、夜行性のカモですから昼間は寝ています。また、潜水性のカモなので深いところ、すなわち広い湖沼や内湾が本来の住処ですから、遠いところにいて声が聞こえることはなかったのでしょう。それに姿を見れば、識別はできますから声を聞くまでもない種類であったわけです。

 ところが近年、餌付くものもいて足元まで来るようになり観察もしやすくなりました。今日、ディスプレイを観察していて気がついたのですが、雄が鳴くと、身体のまわりに細かいさざ波が立ちます(写真)。「クルル」「キュルル」という声とともに水面が揺れるのです。雄は身体全体で声を出し、雌にアピールしている感じでした。この波も含めてディスプレイのパフォーマンスなのかもしれませんね。

Tuftedduckp1060894

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コメント

お久し振りでございます。
ブログ開設おめでとうございます!
あと、お誕生日おめでとうございました(過去形)!

よく見かけるのに、そういえば
キンクロハジロの声は聞いたことなかったです。
録音したての貴重な音源を拝聴できるのは
ブログならではですね。感動です。

・・・雌は水面の波紋も含めて
パートナー選びをしてたりするんでしょうか。
「ん。いい波ね♪」とか。

目からプリズムが落ちました。

月之座様
 ご来訪ありがとうございます。お祝いのお言葉ありがとうございました。
 ツミの録音ではお世話になりました。あれ以降、あれ以上のツミは録れていません。おかげさまで貴重な録音となりました。
 キンクロハジロの雄の立てる波の件、日本語には「秋波(しゅうは)を送る」という情緒ある表現があります。キンクロハジロは沼波(しょうは)を送ると言ったところかも。
 

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