今日は谷津干潟
足立自然にふれあう会の観察会に参加して、千葉県習志野市にある谷津干潟に行きました。
アットホーム的な会なので、気安くお邪魔してしまいました。参加者は30名ほどで、初心者からベテランまでさまざまな方がいて盛り上がっていました。谷津干潟は、久しぶりの良い天気のため、多くのバードウォッチャーが訪れ満員の盛況。シギチドリがついている干潟の前では、人の流れが渋滞しているほどでした。
着いたときは満潮だった干潟の潮が引いて干潟出てくると、まずメダイチドリの群れが入って来ました。夏羽のメダイチドリが干潟に降りるとまるで花が咲いたようにきれいです。ユリカモメも頭の黒い夏羽になり、なかには胸がほんのりとピンクのものもいて春爛漫の風情でした。
多くのバードウォッチャーは、オオメダイチドリやサルハマシギを探したり見たりしていましたが、私が今日見た鳥のなかでいちばんの珍風景は、このコサギ。こんな長い冠羽のコサギは見たことがありません。それに風になびくと、とてもかっこういいです。
観察会の解散のあと谷津干潟自然観察センターに行くと、セイタカシギが卵を産んだところだと教えてもらいました。ところが、巣が二つありそれぞれに卵が1個づつ生み付けられているのです。これは、どちらも同じ番の巣だそうで、私が見ているときも最初は2羽のセイタカシギがそれぞれの巣にいましたが、しばらくすると一方の巣に2羽でいたりしました。なんとも不思議な行動です。試しに巣を作って放棄することはよくありますが、2つ作ってそれぞれ卵を産んだ例ははじめて見ました。これからどうなるのでしょう。これも今日の珍風景です。
また、このセイタカシギの夫婦は卵をほったらかにして巣から2羽とも離れることもあって、とても無頓着なのです。そもそもこのセイタカシギは、卵を守ろうとする意欲が希薄のようで、アカミミガメが巣に登ろうとしてもぼんやり見ているだけでした。ヤキモキしているのはセンターのレンジャーの方々、どうなることやら。
いずれにしても、今日は久しぶりにお天道様の光をたっぷり浴びた一日でした。
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