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2010年5月21日 (金)

京千花のしらこばと

 今日は谷津干潟にチュウシャクシギのネグラ入りを録りにいきましたが、午後6時になっても強い風は止まず断念いたしました。どんなに高性能な器機が開発されても自然にはかないません。
 ということで今日のネタは、昨日に引き続いて林泉寺さんです。こまやかな心遣いというのは、このようなことを言うのでしょう。鳥の関係者ということで、お土産まで鳥でした。
 お土産のお菓子の詰め合わせには、越谷の和菓子屋さん京千花(きょうせんか)の「しらこばと」が入っていました。京千花は、テレビ東京系で放送されている「TVチャンピョン」に出たこともある人気の和菓子屋さんのようです。
 越谷の鳥といえばシラコバト。天然記念物です。シラコバトは、日本本来の鳥ではないというのが通説です。おそらく江戸時代に持ち込まれたものが、この越谷一帯に根付き現代まで代を重ねてきたものです。ある意味、よそ者なのですが日本の自然に溶け込んだ鳥です。
 このシラコバトの名前を付けたお菓子とはどんなものでしょう。私は、パッケージを空ける前に、シラコバトのイメージから白あんでふわっとした感じのお菓子を予想しました。しかし、予想に反し餡は私の好きな小豆の粒あんです。その餡が、マドレーヌとフリアンの中間のような洋風な焼き菓子(ちゃんとした名前があるのかもしれませんが)に挟まれていました。焼き菓子部分は、とてもふわっとしていて、これがシラコバトのイメージになります。

 食べてみると、洋風なバターの風味と小豆の餡が解け合って、美味しいお菓子でした。

Eurasian_collareddove
 京千花は、伝統的な和菓子というより創作和菓子が売りのようです。この「しらこばと」も和洋折衷、日本の伝統的な粒あんを洋風な焼き菓子で挟むという思い切ったコラボレーションです。鳥のシラコバト自体、本来は外国産の鳥で、長い歴史を経て日本の自然と一体となった生きものです。ですから、このお菓子の組み合わせ自体、シラコバトのイメージということになります。はたして、菓子職人の方がそこまで考えているのかわかりませんが、ひとつのお菓子から広がる想像の世界を楽しませていただきました。

 林泉寺さん、ご馳走様でした。

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コメント

お店に行ってみました。本店も南越谷店も、潰れてしまったとのこと…食べてみたかったな(>_<)

なな様
 ご来訪、ありがとうございます。それは、残念と思ったのですが、Yahoo知恵袋では、まだあるという情報でした。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1361685618
 ただ、このブログを発見することはできず。本当に閉店ならば惜しいことをいたしました。

京千花の大ファンです!
夏に出る白玉ぜんざいは絶品だったのに・・・
だれか京千花のこと知ってる人いないんですかね?ご主人になにかあったのかな??

ファン様
 白玉ぜんざい、気になりますね。
 拙ブログは野鳥と録音のブログなので、お役にたてず申し訳ございません。和菓子のブログを検索されたらいかがでしょうか。

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