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2010年5月10日 (月)

今日からバードウィーク

  今日からバードウィーク。かつては、忙しい時期でした。5月の連休返上で仕事をしたこともあったほどです。印刷物に関わることが多かったので、2月頃からバタバタしはじめた記憶があります。しかし、このところバードウィークの話題がマスコミに取り上げられることも少なくなりました。今日の夕方のニュース、テレビ朝日系の「スパーJニュース」の鳥ネタは、逃げたクジャクに次いでカラスでした。しかし「今日からバードウィーク」というフリはなく、事件と特集枠での扱いです。
 カラスに関しては私もコメントを述べましたが、とても不本意な内容でした。相変わらずカラスは悪者と言う一方的な内容で、取材に来た記者にはかなり丁寧に説明し理解してもらったつもりですがダメでした。「カラスの群れをバックにコメントを録りたい」という最初の電話で、やな予感がいたしましたが的中してしまいました。
 カラスがトキの卵を食べた、動物園のワラビーの子を掠った、さらに人を襲うは何年も前の映像でテレビ朝日系はいつもこの映像です。男がカラスの雛をつかんで連れ去ろうとするところを親鳥2羽が体を張って体当たりをしている感動的なシーンなのですが、凶暴ガラスとナレーションが言えば恐怖しか伝わりません。
 トキの卵をカラスが食べた話では、カラスに卵を捕られてしまうスキのあるトキに問題があるのであって、このような不注意な親は子孫を残せないのが自然の摂理だと説明したのですが生かされることはありませんでした。この日本のなかでトキが生息できる環境ならばカラスは必ずいるはずです。その中で生きていく以上、カラスにスキを見せては生きていけないわけです。多くの野鳥たちは、生きていくすべの一つとしてタカやカラスを避けることを学び、ごく普通に生活をしていることになります。対カラスの訓練をケージのなかでできるとは思えませんが、その覚悟とリスクを背負って放鳥すべきなのです。
 かつての日本産のトキもカケスに卵を捕られた例がありました。カラスがダメでカケスならば良いのでしょうか。自然のなかは天敵だらけ、それを乗り越えてはじめて生存できるわけです。
  動物園で飼育されている動物の子どもがカラスにさらわれるのは、飼育下である以上、人間の管理下にあるわけで、襲うカラスより飼育動物を守れない人に問題があると思いますが、いかがでしょうか。
  いずれにしても、バードウィークは環境と野鳥の問題を考えもらうよい機会だと思うのですが、こんなニュースしか流せないのは、野鳥保護団体から適切な情報発信がなされていないことが原因だと思います。

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