あれから一年
六義園にヤツガシラが出現して大騒動になってから、あと2日で1年になります。経緯はデジスコドットコムのメールマガジンに「載勝騒動」と題し投稿していますので、まずはお読みください。
http://www.digisco.com/mm/dt_42/toku1.htm
今、この原稿を読み直すと「私にとってヤツガシラはそれほど珍しい鳥という認識がなかったのです。」というくだりは、自慢げでいやみですね。メールマガジンには写真は掲載されていなので、わかりにくいと思いますので写真を掲載しておきます。
3日目、開園1時間前にも関わらず、正門の前にはこれだけの人が集まっていました。
3日目。これでも全体のおよそ3分の1。左右にまだまだ砲列は続いています。
おかげで、このところ多くの人から「今年も来ますかね」と聞かれます。私が六義園で25年以上、鳥を見ていてはじめて渡来したわけですから来るわけはないと思うという考え方と去年来たのだから生きてれば同じ渡りのコースを通り、立ち寄る可能性が高いという考え方、どちらが可能性が高いでしょうか。ヤツガシラ騒動の結果、良いこともありました。六義園の常連のバードウォッチャーや野鳥カメラマンの方々の結束が高まったことがあります。皆さん、仲間意識を強くなり六義園だけではなく、あちこちで出かけるようになって野鳥ついての見聞を拡げています。その一人から「六義園での撮影は三脚の使用ができない」と思っている野鳥カメラマンに会ったという話を聞きました。そんなことはないのですが、当日ヤツガシラを撮影する人があまりにも多く、とくに三脚があると居座ってしまうため、3日目の午後に六義園サービスセンターと善後策を考えました。その一つが、もし翌日もヤツガシラがいるようだったら三脚禁止にしようというもの。その主旨のチラシをくばり看板を立てたのですが、その情報が今も残っていることになります。
3日目の午後から「三脚の使用をご遠慮いただいております」と書かれた看板が表示されました。
お祭りは終わりました。しかし、この張り紙って、ヤツガシラが鳥の名前だとわからない人は何だと思うでしょう。
できたら六義園にはうるさいオヤジがいて野鳥の写真は撮れないというウワサが広まってくれるとうれしいのですが。
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