小杉放菴記念日光美術館にて
小杉放菴は、日本野鳥の会に関わりの深い画家です。戦前戦後を通じて日本野鳥の会の『野鳥』誌の表紙を描くなど、日本野鳥の会参与という肩書きで、厳しい時代に支えくれた方です。今、日本野鳥の会が存在するのもこのような協力者がいてくれたからこそです。
その美術館が、栃木県日光市内にあります。また、後で知ったのですが、この美術館の企画には日光野鳥研究会の副会長のE村さんが絡んでいたました。ということで、今回「自然@美術 小杉放菴の自然へのいつくしみ」と題し、美術館で企画展が開催されます。放菴が書いた、さまざまなスケッチから本画が描かれていく経過がわかります。また、正確に鳥や植物を描くためにどこにポイントを置いて見ていたのか、残されたスケッチを見るとわかります。
この企画展のため、ここ数日、展示されるスケッチの解説をT森さんと手分けして書きました。私が寝たあとに、E村さんとT森さんがメールでやりとりをしていて、朝起きると仕事が進行しているという仕事ぶりです。まるで、夜に小人さんが仕事をしてくれる正直者の靴屋になった感じです。このスタッフの努力のたまものをご覧いただくことも含めて、会期中にぜひお立ち寄りいただければ幸いです。
なお、私も出演するトークショーも企画されています。
会期:2010年6月5日(土)~7月19日(月)会期中無休
実術鼎談「小杉放菴の寫生画」-その魅力を語る
日時:2010年6月19日 午後1時30分から午後3時
場所:小杉放菴記念日光美術館エントランスホール
出演:入江観(画家)・手塚登久夫(彫刻家)・松田道生(野鳥研究家)
参加料:入館料のみ。事前の申し込みは必要ありません。
チラシのコピーをアップしておきます。
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