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2010年5月23日 (日)

ペンギンの声の録音

 イラストレイターのM輪さんからの紹介で、ペンギンを研究しているM崎さんが録音の方法についてたずねにきました。お二人と、六義園の新緑のなかで機材の説明から方法、編集までざっと説明をしてあげました。
 私の録音の多くは、数10m離れたところで鳴く小鳥の声をいかに大きくクリアに録るかにかかっています。しかし、M崎さんが録りたいのは、ニュージーランドのコガタペンギンです。コロニーのなかで大きな声で鳴き合うそうです。そうなると、急な大音量でも音が割れないように録音しなくてはなりません。また、波の音や騒然としたコロニーの騒音のなかで個体の声を取り出すだけの音源を確保できるか難しい課題です。 
 私の経験では天売島のウトウがいちばん近い経験です。この時は、3台の録音機をしかけ、延べ6時間録音して15秒、ウトウの声をゲットできました。しかし、ウトウの声は小さな声でした。また、先日記事にしたカンムリウミスズメの録音の状況も参考になるかもしれません。置き放しにしてリミッターをかけ録音ボリュームを低めに設定をして、とにかく近くで鳴いてくれるのを待つという手法でしょう。話は盛り上がり、ペンギンなのですから録音ボリュームを最低にして小型の録音機を首に下げられないかなど、アイデアがいろいろ出ました。
 そのなかで、ペンギンは水の中でもボーカルコミュニケーションをしている可能性があるのではという話になりました。イルカやクジラは、鳴き合うことが知られています。それと同じようにペンギンも水中で鳴くのか。でも、泳ぎながら口を開けて鳴けるのか。そもそもイルカやクジラがどうやって声を出しているのか。そして海中での録音は可能なのか。議論はつきません。いずれ、防水型の録音機ができれば、ペンギンに背負わせて後で回収という手法ができるかもしれませんね。
 実は前日の夜、栃木県北部のダム湖のほとりでコノハズクが鳴いているという情報をいただきました。午後は早々に現地へ飛びました。私にとってコノハズクとは30年以上、ご無沙汰の鳥です。はたして、録音ができたのか。明日のお楽しみ。

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