運河を歩く
「運河が良いよ」「運河ってどこの運河?」「運河は東武野田線の駅の名前で、その周辺が面白い」と六義園の常連さんの一人A原さんに教えてもらいました。そして、手前の駅の江戸川台駅から運河駅にかけて、歩くと良いとのアドバイスをいただきました。ということで、今日歩いてみました。
江戸川駅から指示通り愛宕神社を目指し江戸川に向かって歩くと、すぐに畑が広がりところどころにこんもりとした森が点在しているどこか懐かしい風景が広がります。そして、台地を下ると、水田が広がりアシ原もありました。ここでは、オオヨシキリの大合唱です。それに加えて、台地の森からはウグイスのさえずり、畑からはキジやヒバリ、そしてアシ原からヨシゴイの声(低い声で「ウッ、ウッ」と鳴く声)も聞こえてきて、そこそこの録音ができました。ただ、周囲は道路が巡っているので、それに負けない声でさえずるオオヨシキリがいなければ、録音は無理な環境でもあります。
これが、音の風景です。録音機は、PCM-D1。低音ノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
今日は暑いので、A原さんのアドバイスどおり江戸川の堤防の上を歩く気にはならず、木陰の多そうな台地の上を歩いてみました。ムクドリが忙しそうに飛び交い、シジュウカラがさえずっています。台地の上には、探索路の標識があるのですが、いつの間にか農家の庭に入ってしまい、そこで行き止まりということで、途中で道がわからなくなってしまいました。しかたなく台地の下を走る自動車道にもどって、運河に向かいます。運河は江戸川運河。流れは細いもののアシ原やカワラヤナギの植生が発達していて鳥の影も多いコースです。川を渡る風は涼しくて気持ちの良く、その風に乗ってオオヨシキリの声がどこでも聞こえきました。
鳥を見ながら3時間弱。約12,000歩の行程でした。A原さん、ありがとうございました。
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