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2010年6月21日 (月)

放菴美術館でトークショー

 以前、記事にいたしましたように先週末は栃木県日光市にある小杉放菴記念日光美術館にて、トークショーをしてまいりました。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2010/05/post-ba14.html

 美術館のホールに設営された演台の後ろは大きなガラス窓で、外の木々は新緑に輝き、白いヤマボウシがアクセントになっていました。その中でトークショーだけに、自然に関わる者としてはとても興味深い内容でした。
  トークショーは、青の独特の使い方で風景画が素晴らしい入江観先生、フクロウの彫刻家の手塚登久夫先生、そして私でした。入江先生とは初めてでしたが、手塚先生とは以前、お会いしたことがありました。日本野鳥の会の創立70周年記念事業で、富士山麓の須走で記念碑の除幕式などの記念事業でごいっしょしたのでした。この記念事業は、当時の探鳥会を再現しようと、第一回の探鳥会に参加した北原白秋のお孫さんや文壇画壇の著名人に集まってもらおうというものでした。日本野鳥の会の創立の主旨は、日本の文化のなかで、野鳥の知識を正しく普及させようという意図があったためです。
  放菴が戦中戦後、参与として日本野鳥の会の「野鳥」誌の表紙や記事中のカットを描いていました。放菴が当時、日本野鳥の会と関係があったのも野鳥についての知識を得て、よりよい作品を残したいという意図があったからでしょう。そんな、話から放菴の自然への取り組み、日本人の自然観への話は広がっていきました。
 とても有意義な会だったと自画自賛しておりますが、30人程度の観衆でとてももったいなかったというのが、正直な感想です。
 いずれにしても、放菴が描いた鳥でもホオの枯れ葉一枚でも実物を見て比べて見れば、放菴が捉えた自然とは、何かヒントは得られると思いました。また、現在の日本野鳥の会、そしてバードウォッチャーは野鳥好き、マニアで完結していますが、往年の日本野鳥の会の活動は日本の文化を担う自負があったことを思い出しました。
 なお、「小杉放庵の自然へのいつくしみ」展は7月19日まで、開催されています。日光にバードウォッチングにお立ち寄りの際に、ご覧いただければ幸いです。

 写真は左から手塚先生、入江先生、そして私です。

Talkshow

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