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2010年7月28日 (水)

今日も「子ども科学電話相談」

 今日もNHKラジオ「子ども科学電話相談」の日でした。今日は、久しぶりに群馬昆虫の森の園長・矢島稔先生とごいっしょいたしました。この番組に関わった頃の12年前は、矢島先生と魚の杉浦宏先生の名コンビで番組が進行していました。当時、両先生はほぼ毎日出演されていたのですから凄いものです。
 本日の質問で面白かったのはセミの質問をした子どもでした。矢島先生の答えから次の疑問が湧いてしまい、つぎからつぎに質問をして来ました。考えて見れば、質問をした答えがわかれば、当然つぎの疑問が湧いてくるのが自然です。ただ、私も含め先生方は、最初の質問についてどう答えるかを考えて応対しています。ですから「もう一つ筆問があるのです」などと言われるとドキッとします。しかし、さすがベテランの矢島先生は一つひとつ丁寧に答えていました。
 私が観察会の指導などをしていて、ときどき質問の嵐をする人に会うことがあります。この鳥はどこから来るの、東南アジアから渡ってくる、どうしてこんな小さな鳥が海を越えられるの、どうして渡りをするの、どうやって渡りをするのと、なぜ渡りが始まったのと、一つの疑問がきっかけで次から次に広がっていきます。
 わかればわかるほど、わからないことが出てくるのは当然のこと、好奇心があって知識が増え深まることになります。鳥の名前がわかっただけで納得してしまうバードウォッチャーが多いなか、今日の質問の嵐をした子ども爪の垢でも煎じて飲ませたいと思います。
 ところで、次は8月5日が出演日ですが、国会中継のためにどのようになるかわかりません。いちおう予定では、午前8時~9時の1時間の放送になるかと思いますが、変更される可能性もありますのであらかじめご了承ください。

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