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2010年7月15日 (木)

上野の白化カラス

 昨日に続いて上野動物園ネタです。後から来たカミさんが「白いカラスが居た」と報告。動物園には以前から白化のハシボソガラスが飼育されているので、そのことかと思ったら野生とのこと。探すと不忍池のほとりの売店近くにいました。
 飼育されているハシボソガラスは純白ですが、こちらはハシブトガラスで頭は黒く真白ではありません。翼や腹などの羽軸が黒く、羽弁が灰色の部分があります。正確には灰色カラスです。見方によってはけっこう粋な色をしています。もし、東京のハシブトガラスが皆この色ならばかなり印象が違ってくるだろうという配色です。まずは写真をご覧ください。

Largebilled_crowwhite
 純白のカラスもよく発見されますが、バフ変カラスと言われる個体も時折見つかります。バフ色とは、あまり聞いたことのない色かもしれません。バフは、なめし革という意味で黄土色です。高野伸二さんが図鑑のなかでよく使った言葉のため、鳥の世界ではよく使われます。
 たとえば、黒田長久さんはバフ変のハシブトガラスが13年生き続けたのを東京の赤坂で記録しています。これが、今のところ公表されている野生状態におけるハシブトガラスの長生きの最長記録です。くだんの上野動物園のハシブトガラスは、黄色味はないのでバフ変との言えない配色ですが、いずれにしても黒い色素を作る遺伝子異常だと思われます。
 このハシブトガラス、異常に人に近いのです。ちょうど、売店の前のテーブルが並んだところだけに食事をしている人もいます。写真のようにすぐそばに寄ってきます。この写真も望遠レンズではなくコンデジで撮影したものです。レンズを向けてながら近づいても逃げることはなく、ポーズをとってくれているのではないかと思うほどです。
 おそらく、白いカラスと言うことで人から餌を優先的にもらえて、人を恐れなくなったのでしょう。このカラス、赤坂のバフ変カラス同様、長生きしそうです。

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コメント

このカラスは一昨日もいました。私が最初に見たのが2008年11月でした。去年の5月までは東園にいましたが、西園に引っ越したのですね。

シバラボ様
 このあとにもう一度、行ったのですが会えないこともありました。
 少なくとも2008年生まれと言うことは、今年から繁殖できそうですね。なんとか巣を発見して、どんな雛が生まれるのか見たいところです。

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