今年初めての幼鳥
今日は、六義園を歩いてみました。蒸し暑い日ですが、森の中に入るとひんやりします。梅雨時のしっとりとした六義園の森もなかなか趣があって良いものです。
ところで、今日はじめてハシブトガラスの幼鳥を六義園で見ました。
「カラスの鳴かぬ」の記事で書きましたように、今年は六義園周辺ではハシブトガラスの幼鳥を見ていないです。早ければ6月上旬、7月ともなればあちこちで巣立ったばかりの幼鳥が親鳥に食べ物をねだる声が聞こえるはずです。ところが、今年はやっと7月になって初めて見たことになります。
中之島の岩の上で、暑そうにしている幼鳥の写真です。
暑いので口を開けているため、幼鳥の特徴である赤い口の中がよくわかります。
この幼鳥は、親鳥とはすでに離れているようで食べ物をねだる鳴き声は出すことはありませんでした。まわりには他のカラス、親鳥や兄弟がいるようすはなく単独で行動していました。また、大きさからも巣立ってからかなり経っているようです。ということは、私が歩き回っている六義園周辺ではなく、離れた場所で生まれまわりまわって六義園にやって来たのかもしれません。
このシーズン、都内を歩いていると秋葉原でも池袋、そして渋谷でもハシブトガラスの幼鳥の声が聞こえます。もちろん、公園などの緑地ではうるさいくらいです。ところが、今年は浮間公園で声を聞いて以来、まったくありません。今年生産される幼鳥は、少ないことは間違いなさそうです。これが、東京のカラス減少のはじまりとなると良いですが。
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