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2010年7月14日 (水)

動物園での録音

 ここ1ヶ月は、韓国のWon Yong -Oh先生からの依頼で韓国の野鳥図鑑のための音源作りに追われていました。韓国では野鳥録音をしている人がいないようで、日本の鳥の声を使うことになったそうです。とりあえず韓国で記録されていて日本で私が録音した217種類264件の音源を送りました。日本国内でも鳥の声の違いがあるので、海を越えた韓国ではかなり違いがあると思います。この中から使えるものを使ってくださいと手紙に書きました。これで、一安心と思ったらWon先生から動物園の鳥の声が欲しいとの追加注文がきました。
 動物園での録音の経験は、数回あります。しかし、ノイズが多いのであまり積極的にやったことはありません。そこで今日、改めて上野動物園に行ってみました。
 良い天気で暑い日でしたが、だんだん風が強くなってきて録音には厳しい条件となりました。しかし、平日の動物園ですので空いていて録れるところではかなり良く録ることができました。
 ベニイロフラミンゴは良く鳴いてくれました。大きな声なので、なんとかなりました。ケープペンギンは水音がうるさくて断念、それに鳴いてくれません。インカアジサシは深みのある声で面白い鳥でした。絶滅に瀕しているカンムリシロムクは、節がはっきりしたムクドリぽいさえずりでした。ソリハシセイタカシギは、ケリとセイタカシギの間といった声で、けっこうにぎやかでした。これが、その声です。PCM-D1で録音。低音のノイズの軽減とボリューム調整をしています。

「pied_avocet10071413.mp3」をダウンロード

 日本では大珍鳥、ひとたび出現すれば一夜にして500人はバードウォッチャーが集まるであろうというソリハシセイタカシギですが、ここでは10数羽が狭い禽舎に押し込められ、たえずケンカをしていました。
 このように、動物園で普段聞くことができない鳥の声を録音しておけば、出会った時に聞き逃すことがなくなります。このソリハシセイタカシギの声も動物園で録音をして覚えておけば、万が一のとき、聞き逃すことはなくなるかもしれません。
 動物園での録音は、ひたすら騒音との戦いとなりました。いちばん多いのは、人声。子どもを叱る親の声はやはりさけたいものです。次に多いのが、上空を飛ぶヘリコプター。それに場内アナウンス、今日は暑かったので「温度が30度を超えたので熱中症に注意」が何度も流れていました。しかし、遠い子どもの声は良いですね。動物園らしい風景音となります。また他の動物の声も雰囲気を醸し出してくれることがわかりました。ただ、メインの音とのバランスが難しく難易度はかなり高い録音となりました。動物園での録音は、録音テクニックの練習には手頃で良い環境になると思いました。

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