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2010年7月29日 (木)

カミナリの録音

 夏の風物詩といえばカミナリ。今年の7月はとてもカミナリが多かったそうですが、東京都心はそれほど多くなく、録音をする機会を逸しました。考えて見るとメモリー録音機を入手して以来、カミナリに遭遇する機会が少なくメモリー録音機で録音した良いカミナリの音はありません。ところで、このカミナリの音もかなり難題の音です。
 まず、カミナリが鳴り響くなか、金属製の録音機やマイクを空につきだして録音するのは危険です。安全なところに身を置いて、録音できるロケーション設定がまず必要です。
 そして、カミナリが近づいてくると、風も強くなります。そして、雨も降ってきます。カミナリの音だけという状況は多くありません。基本的には、鳴り始めが録音のチャンスで、落雷まっさかりの時には雨音や風音が入ります。
 次に、どんな大きな音で入ってくるのか予想が付かないことです。急激に大きな音が入ってくると音がクリップ、歪んでしまいます。と言って、カミナリの音がしてからボリューム調整をしても間に合いません。あらかじめカンで調整しておくか、一度目の音は諦めて聞くにとどめ、どのくらいのボリュームで来たか確認して二度目に賭けるという録音の仕方しかありません。
 今では、メモリー録音機が安くなったので複数台持っている方も多いでしょう。持っている録音機の録音設定を変え、並べて録音するいう手も考えられます。一台はアネッターをかけ、もう一台はアネッターをかけないなどという録り方もあるかもしれません。
 また、カミナリの録音はリミッターがどれだけ有効か確かめる良い機会でもあります。リミッターは、本番の録音のほかに録音機が同時に低いボリュームで録音しておいてくれて大きな音が入って来て音が歪むと、そこの部分だけ音を差し替えてくれる機能です。当然のことながらバックのノイズも低くなってしまうので、連続して聞くと急にバックの音が小さくなって不自然になります。それでも、編集加工をすれば使える音として有効な音が録れるのかチェックポイントです。
 ですから今度、カミナリが来たら録音機が4、5台ベランダに並べて、確かめようと手ぐすねを引いて待っているのです。
 下記の音源は、2003年の駒込のカミナリ。DATのPCM-M1とマイクのAT825Nの組み合わせで録音したものです。なお、リミッターはかけていません。
「thunder03-050815.mp3」をダウンロード

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