六義園でセンダイムシクイ
今日は、月2回行っている六義園のセンサスの日。暑い上に蚊の猛攻と戦いながらの調査となりました。ご近所の鳥仲間のK藤さんとK久保さんが、同行してくれました。
8月の中旬から9月の初旬にかけては、六義園でもっとも野鳥の少ない時期です。いつもならばスタート地点の事務所の前から野鳥が出現してくれますが、今日は最初の10分間ほど、まったく鳥が出てきません。セミの大合唱で鳥の声が聞こえないこともありますが、それにしても鳥がいません。皆、涼しいところへ行ってしまったのでしょうか。
しかし、シジュウカラの群れに遭遇すると、そのなかにセンダイムシクイが入っていました。シジュウカラはほとんど幼鳥で、その中に一段とスマートなセンダイムシクイは目立ちました。まだ木の葉が茂っているので、じっくりと姿を見るのは難しく、あっという間に森のなかに消えていきました。それにしても鳥が少ないのは涼しいところへ行ってしまったからと思っていたのに、わざわざ山から下りてきて暑い東京に来ていたのです。
これは珍しいことではなく、例年セミ時雨の中、メボソムシクイやセンダイムシクイ、あるいはマミジロなどと出会うのが今頃です。実は、もう夏鳥たちの渡りのシーズンが始まっているのです。
暑くて鳥がいないからと言って、ホームグラウンドのチェックの手を抜くと思わぬ出会いを見逃してしまいます。
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