« 田中徳太郎を探せ | トップページ | ハードディスクの整理 »

2010年8月28日 (土)

今年もアオマツムシが鳴き始めた

 シーブリーズのシャワーを浴びたいほど、暑い日が続いています。でも、身の回りを探してみると、秋の気配を見つけることができる今日この頃です。
 たとえば、ここ数日アオマツムシの声がにぎやかになってきました。こんな声です。

「aomatumusi051-990821.mp3」をダウンロード

 今年のアオマツムシの鳴き声の初認は8月14日でした。過去の記録では、早くて8月12日、遅いと9月3日。だいたい8月20日前後に鳴き始めますから、今年は、早いことになります。暑い暑いと言っても、確実に季節は移っています。
 また、六義園のアオマツムシの声は、年によってにぎやかさが異なります。今のマンションに引っ越し来た10年前は、アオマツムシの声のすごさに驚きました。テレビの音は聞こえずらし、会話もままならないほど、にぎやかでした。これが毎年あるのかと思うと、六義園側に引っ越して来たのが悔やまれました。しかし、凄かったのは、その年だけでそれ以降はまあまあでした。まあまあと言っても、アオマツムシの声はうるさいことはうるさいですね。
 それでは、なぜアオマツムシの声はうるさく聞こえるでしょうか。音の高さ、周波数を見るとよくわかります。アオマツムシの声は、だいたい5000~6000Hzの幅で鳴いています。それに対し、やさしく鳴くカンタンは2200~2600Hz、アオマツムシのおよそ半分の高さしかありません。ですから、このように聞こえます。

「kanntan197-040912.mp3」をダウンロード

 アオマツムシの声は、音が高い上に音の幅が広く、そのため甲高く聞こえ、不快感を伴うのではないでしょうか。

« 田中徳太郎を探せ | トップページ | ハードディスクの整理 »

観察記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今年もアオマツムシが鳴き始めた:

« 田中徳太郎を探せ | トップページ | ハードディスクの整理 »