今年もアオマツムシが鳴き始めた
シーブリーズのシャワーを浴びたいほど、暑い日が続いています。でも、身の回りを探してみると、秋の気配を見つけることができる今日この頃です。
たとえば、ここ数日アオマツムシの声がにぎやかになってきました。こんな声です。
「aomatumusi051-990821.mp3」をダウンロード
今年のアオマツムシの鳴き声の初認は8月14日でした。過去の記録では、早くて8月12日、遅いと9月3日。だいたい8月20日前後に鳴き始めますから、今年は、早いことになります。暑い暑いと言っても、確実に季節は移っています。
また、六義園のアオマツムシの声は、年によってにぎやかさが異なります。今のマンションに引っ越し来た10年前は、アオマツムシの声のすごさに驚きました。テレビの音は聞こえずらし、会話もままならないほど、にぎやかでした。これが毎年あるのかと思うと、六義園側に引っ越して来たのが悔やまれました。しかし、凄かったのは、その年だけでそれ以降はまあまあでした。まあまあと言っても、アオマツムシの声はうるさいことはうるさいですね。
それでは、なぜアオマツムシの声はうるさく聞こえるでしょうか。音の高さ、周波数を見るとよくわかります。アオマツムシの声は、だいたい5000~6000Hzの幅で鳴いています。それに対し、やさしく鳴くカンタンは2200~2600Hz、アオマツムシのおよそ半分の高さしかありません。ですから、このように聞こえます。
「kanntan197-040912.mp3」をダウンロード
アオマツムシの声は、音が高い上に音の幅が広く、そのため甲高く聞こえ、不快感を伴うのではないでしょうか。
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