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2010年9月21日 (火)

スズミグモの子どもたち

 六義園でのスズミグモの発見は、以前「六義園でスズミグモ発見」と題し記事にしました。
 その後、スズミグモの巣は4つ発見され、そのうち2つからクモの子が孵りました。
 クモの子を散らすと言うたとえがありますが、スズミグモの子どもたちは親の巣のそばで長い間、かたまって過ごしています。
 写真は、本日の状態です。いちばん下にメスグモがいます。白いのが卵嚢で、その上の灰色のかたまり、生シラスのように見えるのが子どものクモです。

Suzumigumo2

 この巣の子どもを発見したのは、17日でしたから1週間この状態です。その間、東京地方では1時間に数10mmという大雨が降りました。しかし、子どもが減ることもなく親の巣の上にいます。あの大雨をどうやってしのいだのでしょう。もう一つの巣も同じように長い間、子どもが巣のそばにいましたが、だんだん少なくなり親もいなくなり巣も無くなっていきました。
 これだけ大量の子どものクモのうち、どれだけ冬を越し来年まで生き延びることができるのでしょうか。

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コメント

孵化した子グモがしばらくの間、じっとかたまって過ごすことを、「まどい」といいます。ちょっとつつくともぞもぞと散らばって「クモの子を散らす」状態になるのですが、しばらくするとまた集まってきます。「まどい」は、独り立ちをする準備といったところでしょうか。

二つの卵のうが孵ったとのことですので、来年もスズミグモが見られそうですね。

松田まゆみ様
 「まどい」、良い言葉ですね。
 東京地方は、急に涼しくなりました。なんでも11月の気温だそうです。人間もかなり戸惑っていますが、スズミグモの子どもたちも困っていることでしょう。

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