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2010年9月15日 (水)

『中西悟堂と善福寺』展

 同じように野鳥が好きなのに話の合わないバードウォッチャーがいると思えば、話が止まらず後で喉が痛くなるほど話に興じることができる鳥仲間がいます。後者の一人が、日本野鳥の会東京支部・元支部長の西村眞一さんです。
 西村さんのライフワークは、中西悟堂研究です。悟堂は、日本野鳥の会の創立に関わり、いわば日本の野鳥の父です。私自身、悟堂の著作に巡り会ってから野鳥の世界に目ざめ、現在の私があるわけですから、どんな人物なのか興味を持って資料を集めていました。しかし、西村さんの取り組みは半端ではありません。悟堂が住んでいた場所を確定したずねたり、著作はもとより、名刺、ハガキ、原稿に至るまでコレクションをして、その足跡をたどるところから悟堂の精神を理解しようとしています。
 その西村さんがプロデュースした展示会が今、杉並区役所で開催されているということで本日、行ってきました。1階と2階のロビーの展示ですから、規模は大きくありません。しかし、西村コレクションのお宝が並ぶ中身の濃い展示となっていました。また、悟堂が住んでいた日本野鳥の会創立当時の善福寺周辺は、とても自然の豊かな環境であったことがわかります。当時の善福寺は、ヒクイナが鳴きサンコウチョウが舞い飛ぶ豊かな自然がありました。その自然が悟堂をはぐくみ、その後の活動に影響を与えたことは想像に難くありません。
 今こうして私たちが野鳥を楽しんでいるのも、悟堂のような先駆者のおかげです。お近くの方は、悟堂の息吹に触れることができる展示会にお出かけいただければと思います。
 展示会の概略は以下です。
日時:9月13日(月)~19日(日) 午前9時~午後5時
     13日(月)は午前11時開始、19日(日)は午後3時終了
場所:杉並区役所1階ロビー
      ・善福寺川「水鳥の棲む水辺」創出事業(建設課)
      ・善福寺公園内の野鳥写真(西村眞一)
   杉並区役所2階ロビー
      ・『中西悟堂と善福寺』展
展示解説:『中西悟堂と善福寺』(担当:西村眞一)
     杉並区役所2階ロビー
      ・18日(土)午後2時~3時
      ・19日(土)午前10時~11時、午後1時~2時
       展示内容とともに、日本野鳥の会創設のエピソードも解説します。
詳しくは下記URLへ
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/event/event.asp?event=13071

 展示会場です。撮影禁止のところ、拙ブログに使用のため西村さんの許可を得て撮らせていただきました。

Godoten

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コメント

中西悟堂さんの「野鳥記」は、高校生のときに学校の図書館にあったのを借りて全巻読みました。なんだか、不思議な魅力のある方だと思いました。

野鳥の会の事務所から出てこられた中西悟堂さんに、事務所の入り口でばったりと遭遇したので会釈をしたら、頭のてっぺんからつま先までじっと見つめられたことがあります。まるで品定めされるかのように。よほど、不可解な人物と思われたのでしょうか。そのことが今でも忘れられません。

松田まゆみ様
 同じ時代に日本野鳥の会の事務所に出入りしていた私も、悟堂さんに2,3回お会いしています。
 今、もし悟堂さんがご存命で、野鳥の種類数を競うバードウォッチャーや野鳥を追い回す野鳥カメラマンの所行を見たら、なんと嘆くことでしょう。バードウォッチングの技術だけでなく、自然と野鳥の向き合う哲学がいっしょに伝わらないもどかしさを感じます。
 西村さんが惚れるように悟堂さんは魅力的な人物ですね。情熱家であっただけに奥さんも複数、色っぽい話もあります。裸生活も人の注目を集めるためのパフォーマンス的なところがありました。作り上げた悟堂像を悟堂自身が演じていたふしもあります。
 まゆみさんを見つめたのは、当時のまゆみさんを知る私としては、若い魅力的な女性がいると思って見ていたと確信しますが。

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