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2010年9月11日 (土)

広くなった鳥海書房

 昨日は、神田神保町で打ち合わせがありました。
 神保町に来たらどうしても寄ってしまうのが、交差点に近い古書センターの3階にある鳥海書房。鳥関連の古書をたくさん扱っている古書店です。私の古書の蔵書の半分くらいは、ここから購入したのではないでしょうか。ところがこのところ、すっかりご無沙汰で東京バードフェステバルなどのイベントでの出店では店員の皆さんとお話をしているのですが、お店にうかがうのは久しぶりです。
 エレベーターで3階にあがり狭い廊下を通って行くと、なんとシャッターが下りています。まさか、つぶれたのではと一瞬思いましたが「同じ3階の反対側に移転しました」の張り紙があり、ほっと安心。シャッターの下りた店舗を見るとつぶれたと思ってしまうご時世なのですね。
 3階の反対側に行くと、以前より広いスペースに本が並び、いつもの顔ぶれの店員の皆さんが迎えてくれました。なんでも、以前あった本屋さんが撤収し急な移転だったそうで、引っ越してから1ヶ月くらいです。
 以前の店舗はとても狭く、本棚と本棚のスペースがなく、人がすれ違うことはできませんでした。それに下の方の本を見ようと腰を落とすと後ろの本棚にお尻がぶつかるところもありました。老眼が進んだ昨今、暗い上に本の背表紙との距離を取れなくて、タイトルが読めず苦労をしたものです。それが、移転のおかげでスペースが広くなったので、本を見やすくなりました。でも、以前の店舗では、まだ未整理の本が横に積まれ、その中から未見のタイトルを見つけて値段交渉をする楽しみがなくなってしまったのはちょっと寂しい気がします。
 店員さんとの話ではお互いに「本が売れない」という、ぼやきになってしまいたました。バードウォッチャーは増えたのに、どうしてもっと勉強しようとしないのか。知識の宝庫の書籍に目が行かないのか。ネットで得られる情報とは、質も量も違うはずと、私と思っていることと同じように店員の方も認識されていました。
 こうして、鳥関連の書籍を埋もれることなく伝承していこうという鳥海書房の姿勢はありがたいものです。諸先輩が培ってくれた財産である書籍を守っていこうという仕事は、いわば野鳥保護区を作って自然を保護することと同じではないでしょうか。野鳥保護区があれば利用するバードウォッチャーは多いと思いますが、書籍を利用しないバードウォッチャーが多いことは嘆かわしいことです。
 鳥海書房のWebサイトのURLを下記しておきます。
  http://www9.ocn.ne.jp/~toriumi/

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コメント

まつ様 こんばんは

私もここでお世話になった一人です
10年前までは昭和初期の古本は、こちらで揃えました。
本が山積みになった狭い廊下を通って入るんですよね。。
鳥だけでなく植物も購入しています
現在はオークションで手に入れるようになってしまいました。(^^ゞ

鳥が好きだとか言っても、生態までは知りたいと思わないのでしょうかね (~_~;)
 

kochan 様
 kochan様もお世話になっていたのですか。
 あのお店では、知人に会うこともありましたから、すれ違っていたかもしれませんね。

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