檻に入ったオオタカ
六義園内では、東京都が設置した捕獲檻でカラスの捕獲をしています。
日曜日に六義園に行ったら、駆除業者の人が「オオタカが2羽入って1羽喰われていた」と報告があったと職員から言われました。
今まで、オオタカが入ってしまったことが2回ありましたが、いずれも1羽でした。写真は、その1羽。茶色なので若鳥であることがわかります。手前のハシブトガラスも口の中が赤いので若鳥です(2002年2月23日)。
まず、数の少ないオオタカが2羽も入るものなのでしょうか。仮に2羽ということならば夫婦の可能性があり、それならば共食いすることもないでしょう。さっそく、檻の置いてある場所に行き、まわりに羽毛が落ちていないか調べましたが、カラスの羽はあるものの猛禽類の羽はなく疑問は疑問のままでした。
このままでは気になってしょうがないので本日、東京都のカラス担当の方に問い合わせて確認をいたしました。すぐに業者に問い合わせていただいたところ、オオタカ2羽は間違いないのですが2羽とも放鳥したとのことでした。ですから、食べられていたのはカラスということで、オオタカがオオタカを食べたは誤報、報告の表現がわかりにくいためでした。
オオタカの共食いは無かったことで理解しましたが、つぎにオオタカが2羽も入ることがあるのでしょうか。2羽が夫婦で、つられて入ってしまったのでしょうか。しかし、結婚できるほど成長した成鳥であれば、警戒心が強いはずで捕獲檻のなかに入ることがあるのでしょうか。次の疑問が湧いていきます。
そして、準絶滅危惧種として環境省のレッドリストに載っているようなオオタカが入ってしまうような捕獲檻による捕獲事業をこのまま続けて良いものなのでしょうか。
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