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2010年9月19日 (日)

今日も日本鳥学会

  今日も千葉の東邦大学で開催されている日本鳥学会に行ってきました。久しぶりに会う人、メールやネットでの顔見知りなのですが初めてお会いした人が何人もおりました。
 学会の講演はわずか15分と短いので質疑もできず交流はできません。しかし、ポスター発表は、同じ研究テーマの仲間が集まる交流の場となり盛り上がっていました。私もカラスや音声分析に関係した発表の前で説明を聞きながら、議論に参加して勉強させていただきました。おかげで、昨日も今日も喉が痛くなりました。
 年々、研究発表のテーマは多様化していると思います。それはそれで良いのですが、このテーマの目的は何?その先どうなるの?と思ってしまうものもあります。確かに論理は明確で、事象の成り立ちが解明されているのですが、だから何なんだと言いたくなるテーマもありました。
 悪い例をあげるのははばかれますので、良いテーマの例を申し上げます。
 たとえば、三上修さんの「スズメはなぜ減少しているのか」というテーマは、身近な自然に注目し身近な環境の変化を喚起するとても良いテーマだと思いました。そのため、マスコミにも取り上げられています。ようするに、学会から情報発信されたネタがマスメディアに乗って多くの人が、学会の情報を共有してもらえたわけです。参考のために毎日新聞のURLを下記に。
  http://mainichi.jp/select/science/news/20100918k0000e040050000c.html
  また、ポスター発表では、越川重治さんの「ディストレスコールが都市のムクドリねぐらの分散化と移動を加速」も本来ならばもっと一般に広報されるべきテーマだと思いました。ムクドリのねぐらで多くの人が困っているですから、越川さんの警鐘は広く知らしめる必要があると思います。
 他にも良いテーマはありましたが、例にあげたこの2つは「だから何なんだ」と問いかけられた時に「社会に貢献しているよ」と答えられるテーマなのだと思います。ようするに、研究オタクが趣味でこねくり回したテーマと結論ではなく、広く一般の人も必要とする研究成果です。このような発表がもっとあって欲しいと思ったわけです。
 このように書くと「新聞に載るために研究しているのではない」とお叱りを受けるかもしれません。あるいは、浅学無知の私が理解できていないのかもしれません。しかし、わかる言葉で、伝える努力も研究者の技量の一つだと思います。いずれにしても、研究費をもらうこともあるわけですから、学会参加者に伝たわらないプレゼンテーションは他でも通用しないことにならないか心配です。
 いずれもしても自分の研究結果に、今一度「だから何なんだ」と自問してみてはいかがでしょうか。

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