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2010年9月29日 (水)

三番瀬のミヤコドリ

 秋のシギチドリの渡りも終盤にさしかかってきた今日この頃です。
 本日は、月之座さんとカミさんと3人で、三番瀬に行ってきました。潮加減と今後の天候を考えると、今シーズン最後のチャンスの日かもしれません。昨日の雨とは打って変わり、今日は秋晴れの良い天気。干潟に立つととても気持ちが良く、こんな日は一年に何回も無いでしょう。
 カメラマンのN村さんに、またお会いしました。早朝から来ていたN村さんから情報をまたいただき、ひたすら干潟が引き鳥たちが来るのを待ちます。
 この前に来たのは9月14日ですから、およそ半月たちます。しかし、月之座が見たかったメダイチドリは半月前と同じくらいの数がいて、まずは面目が躍如。このほか、オオソリハシシギやトウネン、ミユビシギは、ほぼ同じ数がいました。
 大きく顔ぶれが違ったのはミヤコドリです。半月前は見つけることができなかったのですが、今日は100羽近くもいました。渡ってきたばかりなのか、群れ全体がハイな感じで良く鳴き合ってくれました。それが、この声です。YAMAHA-W24で録音、低音ノイズの軽減、ノイズリダクションを軽くかけています。

「Oystercatcher100929.mp3」をダウンロード

  先日のツルシギとは逆にミヤコドリは、かつては珍鳥中の珍鳥でした。今の東京ディズニーランドのある埋め立て地にミヤコドリが来たと言うので、見に行ったことがあります。1970年10月6日、たしか高野伸二さんのご夫妻とごいっしょでした。埋め立てられたばかりの造成地には、サンドパイプが縦横に走り、歩けるところは限られていました。ミヤコドリがいたのはこの埋め立て地の遥か彼方の水たまり、近づくことはできません。陽炎が立ち上るなか、ポツンと見えました。白と黒のはっきりしたミヤコドリですから、確認できたものの他の鳥ならば無理な距離。それでも、この時の感動は忘れていません。いっしょにいた超ベテランの高野さんも興奮してたのですから、当時いかにミヤコドリが珍しかったのかわかっていただけると思います。
 それが、こうして録音ができて、多いと200羽を超える群れが越冬しているのですから、時代は変わったものです。

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コメント

昨日はどうもお世話になりました。
今日もまだ夢心地でございます。

鳥に会うにはポイントがモノを言う
というのがよくわかりました。

一人で行ってもさっぱり状況がわからず
ポケット図鑑と双眼鏡を代わる代わる
見つめては混乱しておりました。

念願のメダイチドリに会えた時は
干潟で小躍りしたくなるほどでした。

今日もちょっと筋肉痛です・・・。
干潟ウォーキング。
昨日は8956歩でした。

是非またご一緒させてください。
ありがとうございました。

月之座様
 昨日は、お疲れ様でした。
 たいへん気持ちの良い日でしたね。
 いつもの年ならば、昨日のような良い日が半月ぐらい前にあって鳥ももっと多いというパターンです。今年は、暑すぎました。でも、それを挽回するような良い天気で幸いでした。
 来年は、日焼け対策と長靴の用意をしたほうが良いですね。
 こちらの万歩計は1万歩を越えていました。私の方が、足が短いためか・・・

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