日本鳥学会に参加
日本鳥学会に行ってきました。北海道や九州などでの開催だとなかなか行けないのですが今回は千葉。私の母校の東邦大学ですから、行かないわけにはいきません。
講演発表を聞き、ポスター発表を見て歩くと勉強になります。しかし、それ以上に若い人ががんばっているのを見るととても刺激になります。このエネルギーをもらうだけでも、学会に参加した価値が大いにあります。
1970年代までは、日本鳥学会、日本野鳥の会の全国大会、そして全国自然保護連合や自然保護関連のシンポジウムに行くと、同じ顔ぶれに良く会いました。ですから、青森のFさん、仙台のHさん、愛知のTさん、福岡のTさんなどには一年に何回も会ったものです。しかし、今では、学会は学会、日本野鳥の会は日本野鳥の会、自然保護のグループはグループと色分けがはっきりしてきました。
特に学会は、若い人が多いことが頼もしい限りです。先日、ご案内した大阪の「カラスとフクロウの若き研究者たち」のお三方もポスター発表でがんばっていました。逆に、私が年を上から数えて何人目だろうろうと50人はいる会場を見回すと3人目くらいでしたから、いかに若い人が多いことがおわかりいただけることと思います。
それに引き替え同じ鳥に関わる人間でありながら、バードウォッチャーや野鳥カメラマンは高齢化が進んでいます。それぞれの色分けされていった経過のなかで、いつの間にか世代のギャップが生じてしまった不思議があります。
学会はこの連休3日間連続して行われます。明日も刺激を受けに行ってまいります。
学会会場は、著作権や肖像権の関係で基本的には撮影禁止です。写真は、会場となった東邦大学のキャンパスです。卒業した38年前に比べ、木々がかなり大きくなっていました。
« 群れで鳥を見ないというこだわり | トップページ | 今日も日本鳥学会 »
「研究」カテゴリの記事
- コマドリとタネコマドリの微妙な関係-その2(2023.03.31)
- コマドリとタネコマドリの微妙な関係ーその1(2023.03.30)
- 伊香保の謎の鳥-鳴き声をアップ(2021.12.11)
- アオバズクの鳴き声-倍音の課題(2021.10.13)
- コガラのさえずりの課題(2020.11.20)
コメント