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2010年10月 9日 (土)

ボイスレコーダーの活躍

 今日のニュースで録音的に興味があったのは、大阪府警の警察官の暴言が録音されて訴えられた話です。これは、参考人でありながら厳しい取り調べを受けた人が、持っていたボイスレコーダーで録音し、その音源を証拠として訴えたものです。
 その暴言が、ニュースでは流されていたので聞いた方も多いことと思います。録音をしている者からすると、あまりにもきれいに録音されているので少し不思議に思いました。隠し撮りなのですから服か鞄に入っているはずで、そういったなかで録音するとどうしても音が籠もってしまいます。また、ポケットに入れておいたのならばガサガサという音が入っているはずです。まるで、ドラマのなかのセリフのようにきれいに録れているのは驚きました。よほど、うまく録音機を隠して録音したのでしょう。あるいは、ボイスレコーダーの性能が良いのでしょうか。
 さらに面白いのは、録音しているのを警察官に見つかり消去、しかし実はゴミ箱に入っているだけ。後ででリペアして、今回の訴えにつながったわけです。そのような機能がボイスレコーダーにはあるのですね。念のために、手元の録音機をチェックしたらYAHAMAのW24とC24にもありました。尋問のときには、これを持って行くことにします。
 ところでニュース映像をチェックしたところ、NNN(日本テレビ系)が東芝の VOICE BAR DMRシリーズのどれかで7年前の機種です。じつは、これにはゴミ箱機能はありません。記者かディレクターが持っている機種を適当に写したのでしょう。
 ところが、TBS(東京放送系)、ANN(テレビ朝日系)、FNN(フジテレビ系)が、いずれも三洋電機のXacti SOUND RECORDERシリーズのどれかで、これは最近の機種。ゴミ箱機能があります。どうやら、日テレを除く各社が映像として流したのは、実際に録音したボイスレコーダーのようです。三洋電機は、ボイスレコーダーの老舗的な存在ですから普及率も高く、このレコーダーが使われた可能性が高いのです。
 それにしても、ボイスレコーダーの機能は目覚ましいものがあります。警察に捕まった時のために1家に1台、いかがですか。

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