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2010年10月20日 (水)

カネタタキの高い音

 秋の虫がにぎやかになりました。実は虫の多くは8月から鳴いているのです。暑い昼間は、セミの声がうるさくて聞こえませんでした。夜は夜で、アオマツムシがにぎやかすぎて他の虫の声が聞こえなかったのです。そして、涼しくなり秋の夜長、耳を澄ませば昼間も夜も色々な虫の声が聞こえてくるようになりました。
  ちょうど去年の今頃、部屋の中の植木鉢でカネタタキが鳴いているのに気が付きました。TVやらオーディオ器機のそばなので、はじめは不具合で鳴る機械の警告音かと思いました。カネタタキの声は、そんな声です。さっそくPCM-D50で録音。どうぞ、お聞きください。

「kanetataki091008_00.mp3」をダウンロード

 実際は、羽をこすり合わせて出している音ですから”声”や”鳴く”というのは正しくありません。しかし、イメージは声であり鳴いているように聞こえますので、情緒ある表現をさせていただきます。
 カネタタキの声は、名前のように鐘を叩くような音とテンポに聞こえます。しかし、とても高い音なので老耳になった私には近くで鳴いてくれないと聞こえません。この時は、狭い部屋ですから聞こえたことになります。カネタタキの声をスペクトルグラムで見ると、基音がおよそ7,000Hzにあります。そして、14,000Hzにかなりはっきりした倍音があるのがわかります。さらに、21,000Hzにもうっすらとありました。倍音があるということは、ふくらみのある音に聞こえることになります。
 以前、94kHz/32bitで録音した音源もチェックしてみました。94kHz/32bitで録音すると47,000Hzの高音までカバーできます。それによると、28,000Hz、35,000Hzにも倍音が広がっているのがわかりました。こうなると人の耳には聞こえない領域ですが、虫たちは聞いているのかもしれません。
 小さな虫の驚くべき力ですね。

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