謎のネコ缶
夕方、出かけようと階段を下りていくと、4階の手すりにキャットフードの缶詰が置いてあるのに気が付きました。現場写真です。
中はからっぽ、よく見ると少し繊維質のものが残っていましたが舐めたようにきれいになっています。最初は、マンションの住民がネコに餌付けを始めたのかと思いました。しかし、考えて見れば非常階段の4階までネコが登ってくるとは思えませんし、ネコにやるのならば下に置くのが普通です。
そこで考えられるのは、ここをなわばりとしているハシブトガラスです。この階段あたりは、あの濡れ羽色のカラスのなわばりです。どこかで、ネコに餌付けしているキャットフードをしっけいして、このなわばりを見渡せる場所で優雅に食事をしたのかもしれません。
カラスの調査をしていた時、ネコに餌付けしているのをよく見ました。そして、ネコの残りをカラスが食べていました。あるいは、給餌をしているお婆さんがいなくなるとカラスの天下となります。このネコへの餌付けが、カラスを増やしている可能性は大いにあります。ネコへの給餌も都市生態系の一つです。
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