PCM-D50使用リポートをアップ
今思えば『野鳥を録る』は、あと5年待って書けば良かったと思います。監修していただいた蒲谷鶴彦先生には、もっと長生きしていただいてです。
6年前の2004年に発行された『野鳥を録る』では、高品位で野鳥録音するためには、DAT録音機+ステレオマイクを勧めていました。セットで録音機とマイクで10万円を越えます。それでも電池の持ちは悪いし、録音時間は1時間30分程度、ちょっと落とせばすぐ壊れました。
それが、今ではメモリー録音機が主流となり、多くのメーカーからさまざまな機種が発売されています。その結果、簡単便利、高性能安価となり、野鳥録音のための機材環境は整った言ってよいでしょう。
デジタル機器は、後発のほうが高性能で安価という傾向もあります。しかし、そのなかで3年前に発売されたのに関わらず、今だ実売価格もそう下がらず機能も十分なのが、ソニーPCM-D50です。
私自身、発売とほぼ同時に購入し3年使っています。259Gのデータを収集し約390時間録音したことになります。その間、故障はもとより動作が不安定になるようなことは、まったくありませんでした。拙ブログで記事にしたように北海道のシマフクロウの録音では、零下8度のなか一晩稼働してくれました。信頼の機種です。
ただし、野鳥録音という特殊な使用目的には短所もある機種です。3年間使用して短所長所を把握することができました。その使用リポートをsyrinxにアップいたしました。どうぞ、これから野鳥録音にチャレンジされる方、参考にしていただければ幸いです。
Top→airchiv→「PCM-D50使用リポート」でご覧ください。サンプル音源も聞くことができます。
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