マメガキを試食
去年、六義園の片隅にマメガキの実がなっているに気が付きました。去年は食べ損ねたので、今年こそと思い熟すのを待っていました。マメガキは、名前の通り小さなカキです。その小さなカキが、枝に連なるようにびっしりと並んでいます。トマトのチェリー・トマトのよう、チェリー・カキです。いかにも美味しそうです。
今日見ると、だいぶ色づいています。しかし、実の付いた枝には手は届きません。下を見るとちょうど熟した実が落ちていました。見るとヒヨドリでしょうか、くちばしでつついた跡があります。鳥が食べてるのなら大丈夫と、くちばしの跡のない方を舐めてみました。味は、熟し柿そのもの。甘みもしっかりとあります。これは、いけるかもと思ってしばらくすると、口中に渋みが広がってきました。時間差で渋みが襲ってくるなんて不思議です。その渋みは、かなりしつこく、いつまでも口のなかのイガイガした感じがとれません。鳥が食べずたくさん実が残っているのはこのせいだったのです。ヒヨドリも一口でやめていた理由がわかりました。
家に帰って来たから調べたら、マメガキから柿渋を取るとありました。
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