« ハシブトガラスのランチ | トップページ | 殺された弁護士はバードウォッチャーだった »

2010年11月 8日 (月)

スズメのお宿を録音

 夕方の散歩で、スズメのネグラ入りをあちこちで見るようになりました。
 今夕は、本郷通りのイチョウの街路樹でも夕闇のなか、鳴き合う声が聞こえました。この周辺ではJR駒込駅、駅前広場のサクラの木、同じく巣鴨駅の駅前ロータリーのケヤキなどが数10羽を超えるスズメが集まる比較的大きなネグラです。
 このほか、住宅街を歩くと電柱のトランスの周りで騒いでいる数羽のスズメもよく見ます。見ていたらトランスの下のパイプ状になった支柱の中に入っていきました。ネコなどの天敵が来ることはなく暖かい絶好のネグラです。
 昔はスズメのネグラと言えば竹藪で、それも数千羽、あるいは万単位の群れでした。都会という新しい環境に適応したスズメは、ネグラの場所も仕方も変化させることができたようです。
 スズメのネグラ入りの声は、こんな声です。

「TreeSparrow-rootin.mp3」をダウンロード

 これは、谷中の夜見世通りの電柱の周りで録音したものです。PCM-D50で録音し、かなり加工しています。スズメのネグラ入りの声は、街の騒音の中での録音ですのでノイズが多く、かなり難易度の高い録音となります。
 なぜか、このスズメの声のように鳥たちはネグラ入りの前、にぎやかに鳴き合います。ハシブトガラスやムクドリは騒音です。ハクセキレイは、ネグラ入り特有の鳴き方をします。鳥たちは、これから眠ろうというのに興奮しているようです。どう聞いても、ハイになっている感じです。まるで、修学旅行の就寝前に枕投げをする子供たちのようです。

« ハシブトガラスのランチ | トップページ | 殺された弁護士はバードウォッチャーだった »

観察記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スズメのお宿を録音:

« ハシブトガラスのランチ | トップページ | 殺された弁護士はバードウォッチャーだった »