釣り人に付くサギ-水元公園
昨日の水元公園で面白い光景を見ました。釣り人に付くダイサギです。はじめは対岸の釣り人の横にいたのですが、しばらくするとこちら側の岸に飛んできて釣り人の横に佇んでいました。これがその写真です。
水元公園では、以前にも釣り人に付くコサギを見ています。いずれも、釣り人がつり上げた魚のおあまりを狙っての行動です。オートライシズムの例です。
このような行動を見ると、このダイサギは釣り人の腕を見極めているのか知りたくなります。ダイサギが付く釣り人と付かない釣り人の釣果に差があるのか、あるのならばダイサギは人の個体識別をどのようにしているのか、 また、このダイサギは亜種オオダイサギ、冬鳥ですから渡ってきたばかりのはずです。そして、この習性を短期間に習得したとは思えません。先シーズンもやっていたのでしょうか。やっていたとしたら、餌をくれる釣り人のいる水元公園を覚えていて、また渡ってきたのでしょうか。
さらに、一昨日訪れた浮間公園にも釣り人がたくさんいました。ダイサギ、コサギもいましたが、このような行動は見られません。この行動は、水元公園のシラサギ類のみに見られる行動なのでしょうか。
こららの行動を、どう調べて、どうやって検証したら良いのか考えるだけで、わくわくします。
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松田さんこんにちは
三鷹のS木です。
釣り人に付くサギおもしろいですねぇ。
まずは糸のついていない釣竿風の棒を持って池周りに座ったらやってくるのか?実験してみたいですね。
カワウが川で追い込み漁をしているときに周りの岸辺に白さぎがずらっと並んで効率よく魚を捕まえているのを見たことがあります。
サギたちもけっこう知恵がありますね。
投稿: gnohara | 2010年11月17日 (水) 14時36分
S木様
釣り竿だけで、サギをだましたらサギですね。
投稿: まつ | 2010年11月17日 (水) 16時51分