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2010年11月11日 (木)

ハシブトガラスはハゼがお好き

 この季節、ハシブトガラスがハゼの実をさかんに食べています。真っ赤に紅葉したハゼのなかで足で実の束を抑えて大きなくちばしで小さな実を一つひとつ、ついばんでは食べています。写真は、そのようす。近づいても逃げることなく食べ続けていました。

Largebilledcrowhaze
 ハシブトガラスは、ハゼの実が大好きです。ハゼの木に群れでたかって食べています。木になっている実を食べ尽くすと、地面に下りて食べます。私の記憶では、ハシブトガラスが森のなかの地面で長い間、採餌をしているのを見たのはハゼの実を食べる風景だったと思います。ある意味、樹上性のハシブトガラスが日常的に地面に下りるきかっけになったのがハゼの実かもしれません。
 ハシブトガラスがあまりにもハゼの実に執着するので、はじめはネコとマタタビの関係のようにカラスを引きつける物質が含まれているのではないかと思ったほどです。しかし、ハゼを調べてみると、櫨蝋という言葉があることを知りました。江戸時代、ハゼの実の油分から蝋を作り蝋燭を作っていたのです。インターネットで検索すると、今でも櫨蝋で作った和蝋燭は売られていました。
 生ゴミの中から脂身を見つけたハシブトガラスは得意げです。捕獲檻の餌を、脂身に変えたら捕獲数が増えたと聞いています。ハシブトガラスは、油が大好きなのです。その油分の多いハゼの実も好物ということだったのです。
 ハゼの実をよく見ると5mmほどの核のような堅い実があって、その周りを柔らかい繊維質で覆われています。櫨蝋は、堅い核の部分をすりつぶして、油分を取るのだそうです。しかし、ハシブトガラスの糞を見ると今ハゼを食べているだけに、この核がたくさん入っています。せっかくの油分のある核が嗉のうですりつぶされることなく、そのまま排出されているようです。
 この核の部分を手に取り爪で割ろうとしても、とても堅くて割ることはできません。これだけ、堅い実なのですから消化されずに排出されてしまうのは納得できます。それにしても、なぜ消化できないハゼの実をこれだけ執着して食べているのでしょう。また、カラスの謎が増えました。

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コメント

こんばんは。ハシブトガラスがハゼノキに止まっている画像すてきですね。

櫨の蝋燭のことを、昔、小学校のころに「肥後の石工」という本で読みました。たしか夏休みの課題図書でした。江戸時代に石の眼鏡橋を作る話でしたが、どのように蝋燭が出てきたか覚えてません。

とりとめのない雑談でした。

kumagerasu様
 クマゲラスさんが、拙ブログをご覧いただいているとは恐縮です。
 「肥後の石工」の話は知りませんでした。検索したら良い話のようですね。昔は、蝋燭や灯し油は、必需品でしたらか、いろいろなエピソードはあったことでよう。
 これからもよろしくお願いいたします。
 考えて見ると、FBIRD以来のおつきあいになりますかね。

こんばんは。

あ、FBIRDとは懐かしい。パソコン通信なんというものがありましたね。

今後ともよろしくお願いします。

 今日は、同じくFBIRDでお世話になったコーヒー党さん率いる足立自然と親しむ会で水元公園に行ってきましたよ。

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