荒川の河原-オオカワラヒワ
今日の天気に誘われて荒川の河原へ。ヒバリのさえずりが聞こえそうなの暖かな日差しです。歩いているだけで、汗が出てきます。
いちばん、元気だったのはモズ。まだよく高鳴きをしています。そして、ジョウビタキ、ベニマシコと冬鳥もそろい始めています。お目当てのアリスイにも出会えました。先シーズンは5、6回かよってのですが、とうとう会えなかった鳥です。録音はできませんでしたが、声も聞くこともできました。このアリスイが出るというところには、10人ほどのカメラマンが詰めていました。この人たちはクイナが秋の声で鳴いても無反応で、もったいないバードウォッチングをしていました。
例によっておしゃべりがうるさいので一人離れていると目の前に、カワラヒワがとまりました。写真を撮ると、どうもいつものカワラヒワと感じが違います。
よく見ると、次列の羽弁白が大きく背中が白く見えます。顔付きもくちばしが大きく、身体全体の色も黒みが強く感じます。どうやら、亜種のオオカワラヒワのようです。『山溪ハンディ図鑑7 日本の野鳥』(叶内拓哉、他・1998)のオオカワラヒワの写真によく似ていますが、捕まえて各部を測定したわけではありませんので確証はできません。
オオカワラヒワについては、syrinx本編で言及していますのでご興味のある方はご一読願えればと幸いです。URLは下記です。「鳥声鳥語」→「オオカワラヒワのさえずり-亜種カワラヒワと区別できるか?」で読めます。
http://www.birdcafe.net/howto/howtoall.htm
くだんのカワラヒワは、あたりを見回すだけで一声も鳴いてくれませんでした。鳴いてくれれば、亜種カワラヒワと亜種オオカワラヒワの声による違いを確認できたのですが残念です。
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