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2010年12月12日 (日)

初めての北本自然公園

 雲一つない初冬の青空のもと、枯れ葉が舞い落ちる雑木林が広がっています。ときおり、甲高いヒヨドリの声が聞こえて来たかと思うと、ひょっこりと顔を出したジョウビタキと目が合う、そんな野鳥たちの出会いの多い里山の風景が続いています。ここは北本自然観察公園。今日は、足立自然にふれあう会の探鳥会におじゃまして、はじめて北本自然観察公園を訪れました。
Kitamotokouen  

 かつてはどこにでもあった里山の風景ですが、今となっては珍しい風景となってしまった環境を保存している公園です。印象としては、とても鳥影が多く、たえず視野に何かしらの鳥が入ります。
 それだけに歩いている人の多くが、双眼鏡を首からぶら下げていました。また、ルリビタキやカワセミのポイントでは、カメラの砲列が並んでいました。考えて見ると、こうした風景が東京近郊の公園では当たり前になってしまいました。
 同行したグループの方から「ジョウビタキを撮ったら虫をくわえていたので何でしょう?」と写真を見せられたら、くわえているのはミルワームでした。小鳥の餌して売られているもので、野鳥を餌付けて写真を撮ろうと誰かが置いていることになります。なんとももはやひどい時代になったものです。自然のなかの野鳥を自然のままに鑑賞したり、写真を撮るのが本来でしょう。写真さえ撮れれば、後はどうなっても良いという神経が私にはわかりません。
 今、どこの公園でも当たり前になったカメラの砲列が並ぶ風景、いったいいつまで続くのでしょう。私は、意外と近い将来なくなるのではないかと思います。理由はいくつかあります。このような写真は、飽きられる、飽きてしまうというのがいちばん可能性ある理由です。次は、彼らのおかげで野鳥が減り、撮るべき対象がなくなるといういちばん悲しいパターンになるかもしれません。
 今のうちにカメラの砲列の写真を撮っておけば「昔は、この風景が当たり前だった。昔は良かった」と語る時代が来るかもしれませんね。

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コメント

もっとも、誰もが皆自然に興味を失くしてしまうのが一番恐ろしいですが、確かにこのような写真家達の光景は長く続かないと私も思います。
個人的に砲列は気になりませんが…、絶対飽きはくるでしょう。通りすがりでした

がるる様
 今の各地の公園で見られる野鳥カメラマンを見て、あれがバードウォッチングだと思われて困ります。せっかく野鳥に興味を持ってもあれでは嫌だと興味を失われてしまうのは,
もっと困ります。
 がるる様のおっしゃるとおり、仲間内の議論でも、いずれは飽きる、長続きしないというのが大方の意見です。
 それまで野鳥に迷惑をかけ続けるのが困りますね。
 通りすがり、ありがとうございました。

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