選書家という職業
今朝のNHKニュースで”選書家”という方が紹介されていました。どんな本を読めば良いか選んでくれるという職業です。私がよく使う野鳥研究家と同じくらい怪しい肩書きですが、紹介されていた方は元編集者、あらゆる分野の知識がある上に現在出版されている本の情報を知らなくてはできない職業です。
私としては、人に本を選んでもらうなって考えたことはありませんし考えられません。書店に行って、ずらっと並んだ本を前にして、その中から好きな本を探すのは至福の時です。新刊本の書店で、こんな本が出ていたのかとまだインクの臭いのしそうな新刊を手にした時は、はじめての鳥に出会った時の喜びと同じ。古書店で探し求めていた本を見つけた時は、シギチドリの大群のなかからたった1羽の珍鳥を見つけた時の喜び以上のものがあります。その楽しみを人にやってもらうなんて、なんとももったいないことです。
ところで、ニュースをご覧になった方、出てきた古書店が神田神保町の鳥海書房であることに気が付いたでしょうか。顔なじみのいつも鉢巻きをしている店員のお兄さんも映っていましたね。
« 足音の録音 | トップページ | ハシブトガラスの喉袋 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 『鳥屋の本読み』卒業(2023.01.24)
- 1960年代のAudubon Magazine-アメリカの録音事情(2022.12.30)
- 小林重三の『狩猟鳥類掛図』(2022.12.04)
- 柳沼俊之さんの野鳥カレンダー2023-ご案内(2022.11.07)
- まぼろしの図鑑刊行-ご案内(2022.09.28)
「番組・報道」カテゴリの記事
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-2月は舎人公園(2023.01.18)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-来年1月は日本三鳴鳥と三霊鳥(2022.12.15)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-12月は謎の鳴き声(2022.11.24)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-11月は鳥のトリビア(2022.10.20)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-10月は神島(2022.09.22)
とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
投稿: 職務経歴書の書き方の見本 | 2010年12月23日 (木) 15時11分