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2010年12月20日 (月)

ハシブトガラスの喉袋

 風邪症状が治まらないので、昨日の日光野鳥研究会の自然観察会は欠席。欠席しなければ今年は皆勤賞だったのですが、残念です。
 日光には行けないので近くの六義園を散歩していたら、喉袋をふくらませたハシブトガラスに出会いました。
 Largebilledcrownodobukuro
 この写真を撮る前までは、この柵下の枯れ葉の中を盛んにあさっていました。私がレンズを向けたので警戒して柵に飛び上がったところです。このハシブトガラス、良く見ると喉袋がぱんぱんにふくらんでいます。ハシブトガラスは、食べ物があるととりあえず喉袋に入れて安全なところに行き、吐き戻して食べる習性があります。また、この季節ですから喉袋に入れて貯食場所に運ぶつもりなのかもしれません。
 ところで、この喉袋の構造がわからないのです。舌の下にあるのか、それとも喉にあるのか、よくわかりません。口をあけて見たことがありますが、舌があってその先に気管の入り口がすぐにあって、あとは喉でした。
 たとえば、ペリカンは下嘴の下が皮膚のように弾力性があって、ここに魚を入れて巣へ運ぶことができます。カワウは、魚を飲み込んで長い首の食道でとどめ、はき出して雛に与えます。いずれも喉袋、あるいは喉にと言われますが、まったく構造が違います。
 この写真を見る限り、ハシブトガラスの場合、ペリカンのように下嘴に貯めているようにも見えます。あるいは、嘴の付け根から喉に欠けてふくらんでいるようにも見えます。カワウの場合、食道に留め置いても大きな魚なので胃まで行かないのだと思いますが、ハシブトガラスが食べているものは小さなものです。おそらく、この時は地面に落ちていた木の実です。もし、食道ならばそのまま嚥下されてしまうと思います。食道に流れないように、途中に袋状の器官があるのでしょうか。
 いろいろ調べましたが、どのような構造になっているか明記したものを見つけることができませんでした。喉袋か咽袋か、あるいは首袋といったほうが正しいのかもわかりません。身近なハシブトガラスなのですが、わからないことが多いですね。
 今度、カラスの解剖を良くされている宇都宮大学の杉田昭栄先生に会ったら、ぜひうかがっておこうと思います。

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