六義園納め
明日から六義園は年末年始の休園。今日が今年最後の六義園でのバードウォッチングです。六義園の野鳥たちに年末の挨拶をしてきました。とは言っても、こちらの仕事が納まらず六義園に行ったのは昼近くになってしまいました。
ここ数日、六義園の野鳥が急激に増えました。おそらく山に降った雪に追われてきたのだと思います。昼近い時間ですが、クロジのきれいな雄、今年初めてのアカハラ、たくさんのシロハラなどに出会いました。いずれも地面で食べ物を取るタイプの鳥たちです。雪に覆われてしまった山から下りてきたのでしょう。
今日、カルガモの群れの中におかしなカモがいるのを見つけました。マガモとカルガモのハイブリッド、通称マルガモの雄です。
一見、マガモの雄に見えますが、ちょっと変です。良く見ると、くちばしがカルガモなのです。頭のエメラルド色も輝きが無く黒っぽい感じです。また、尾の上にあるカールした羽もありません。六義園にはマガモも数羽いますが、このマルガモはカルガモの群れと行動していました。見ていると、カルガモの群れに中心にいることはなく、1羽だけ離れていることもあり、ちょっと仲間はずれの感じです。
以前の記事で「マルガモが生じるわけ」で、マガモとカルガモのディスプレイが似ているためにハイブリッドができるのではないかと書きました。六義園では数年に1羽くらいしか記録のないマルガモが出現するなんて、まるで予言が当たったような気分になりました。
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