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2011年1月16日 (日)

新年会-コノハズクの2つの声

 週末は、日光野鳥研究会の新年会でした。
 毎年、この頃に会員のW辺さんが経営するペンション・トロールの森を貸し切って行います。
 20名ほどの会員が集まりましたが、この会はなんのプログラムもありません。ひたすらおしゃべりをして、料理を味わい飲む会です。昨日は、午後3時から降り出した雪がどんどん積もってきて、あっという間に日光は銀世界となりました。降る雪を見ながら同好の士とつきない鳥や自然の話、こうした仲間がいるというのはなんと幸せなことでしょうか。
 プログラムのない会ですが、食べて飲むことに飽きた頃からスライド大会が始まります。こっくりする人で出てくる時間ですから、力の入った写真や音の披露をしなくてはなりません。面白かったのはA部さんの報告です。A部さんのおかげで私は去年、念願のコノハズクを録音することができました。それは、「30年ぶりのコノハズク」で記事にいたしました。
 その後、A部さんは自分の録った声や仲間の音源を聞くと、1000Hzで鳴くものとそれ以上の高い声で鳴くものがいることがわかったということでした。ちなみに、私の記事にアップしたコノハズクは、1000Hz周辺に基音がある低いタイプのものです。
 確かにいろいろなコノハズクに音源を聞いてみると、金属的な響きのあるもののあります。問題は、これが個体差なのか。あるいは地域差となるのか。はたまま雌の声なのかと話は広がっていきました。今となっては、数の減ってしまったコノハズクだけに音源のサンプルが少なく検証の難しい課題ですが、興味深い話でした

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研究」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。

私もコノハズクの鳴き声に関心を持っていますが、文献も少なく、分からないことばかりです。

私のブログにコノハズクの鳴き声をいくつか載せていますが、今回の記事に少し関連がありそうなので、紹介させていただきます。

A部様の今後の研究に期待しています。

地下木様
 ご来訪、ありがとうございます。地下木さんのブログのコノハズクに記事は、以前拝見したことがあります。コノハズクの声などで検索してたどり着きました。夜の鳥は、とても神秘的で昼の鳥とは違った魅力がありますね。
 コノハズクは、サンプルが録れないのが悩みですが、録音機の発達でこれから思わぬ発見ができるかもしれません。楽しみです。

まつ様 ご無沙汰しています。
コノハズクの声と言えば
やはり蒲谷先生の事を思い出します
大きな録音機材を背負って東京の御岳山で録音した声がもう60年も前になるのですね。
コノハズクの声は近い将来、生では聞けなくなるのかもしれませんね。

kochan様
 今年もよろしくお願いいたします。
 そうですね。蒲谷鶴彦先生が最初の本格的な録音が、コノハズクでした。お亡くなりになる数年前に、やはり御岳山で録音することでできました。それと比べると、昔のほうが遅いということはおっしゃっておりましたね。
 関東地方では、意外とコノハズクはいそうです。写真が撮れる鳥ではないので、情報が出回っていないためかもしれません。
 

松田様
 先日はお世話さまでした。
 日曜夜から再び雪となり、日光も久々の大雪となりました。

 コノハズクの高低2つの声、孫引きになりますが、『仏法僧の不思議』(笠井湧ニ著、幻冬舎ルネッサンス発行、2006年)に、『鳳来寺山の仏法僧』(松井保著、発行等不明、1994年3月)からの引用で、次のようにあります。
 『~、オスもメスも鳴く。コノハズクの研究家、岡董高氏によると、オスは低い声でゆっくり鳴き、メスは高い声で普通に鳴くと云われる。~』
 真偽の程は定かではありませんが、少なくても2つの声があることをここでは記載しています。

 とりあえずコノハズクの声を聞くことができるうちに、なるべくたくさんのサンプルを集めることにしたいと思います。


地下木様
 はじめして。私も地下木さんの記事は以前よりチェックさせていただいております。
 例の記事もコメントは差し上げていませんでしたが、高低2つの声を録音されており、今後の展開に期待しておりました。
 今後の記事も楽しみにしております。

A部様
 あれからまた降りましたか。
 『仏法僧の不思議』は読みました。貴重な記録ですし、音源を掘り出したのは快挙です。しかし、前後で内容がダブっていたり体制批判じみた部分が多くて鼻につきました。
  松井保さんの『鳳来寺山の仏法僧』は鳳来寺山自然科学博物館の館報ではないですか。ググって出てきました。ただ、年号が違いますね。ここの館報に鳳来寺山のコノハズクについて一連の報告があり、読んでみたいですね。
 あと3ヶ月半もすると、またコノハズクの季節となります。機材等々、準備をしておいたらいかがでしょうか。

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