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2011年1月28日 (金)

人間ドックで検査-高音域が聞こえない

 昨日は、人間ドックの日でした。今日は、まだバリウムの白い便が出るので、ちょっと鳥になった気分です。
 今日の時点では、さほど悪いところはなく「年に割には良いですね」というコメントいただいています。そのなかに聴力検査もありました。これも年相応なのですが、高音域が聞こえないのは仕事がら困ります。数年前により詳しい検査を受けましたが、けっきょく年だからしかないということになりました。
 その経緯をデジスコドットコムのメールマガジンに投稿したことがあります。下記URLで読めます。
  http://www.digisco.com/mm/dt_30/toku3.htm
 また、ほぼ同じ内容で日本鳥学会の「学会通信」にも投稿しました。下記URLです。
  http://wwwsoc.nii.ac.jp/osj/japanese/katsudo/Letter/no25/OL25.html#02
 おもしろかったのは、デジスコドットコムのメールマガジンは数千通、配布されているのにまったく反応はありませんでした。ところが、学会のほうは会員が1000人程度、サイトにアクセスした人だけが読むというシステムですから読者はもっと少ないはずです。それなのに、何通もメールをいただきました。また、ブログで取り上げてくれた方もいます。さらに、メールマガジンでも流れたようです。そして、学会の会場で会った方から直接、感想をいただきました。今までいろいろなところに様々なことを書いていますが、反応がもっとも高かった原稿ではないでしょうか。
 やはりデジスコで写真を撮っている人には、聴力の悪化はあまり関心が無いのでしょう。しかし、鳥を研究すれば鳴き声も調べざるをえません。それだけに研究者のほうが、聴力には関心が高いのはうなずけます。
 鳥仲間と歩いていると、野鳥の声が聞こえない状況がよくあります。いちばん大きな要素は、耳よりも注意力のほうが大きいですね。緊張感の保ち方が聞こえる、聞き逃すということになります。
 また、単に高音域だから聞こえないだけではないことも最近、気になっています。たとえば、コゲラの「ギーッ」が私は聞こえないことがあります。倍音は10,000Hzまでありますが、基音は1,000Hzですから、けして高い音ではありません。私の耳でも十分に聞こえる音域に音があります。この場合、1000~10,000Hzという音の幅が問題なのでしょうか。高齢者のバードウォッチャーが増える中で、今後の課題となるでしょう。

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コメント

まつ様

私も50過ぎて1年以上が経ち
この記事は大変気になっていました。
私と良く同行してた方は60過ぎで、やはりヤブサメの囀りは聞き取れていないようです。
未だ私の場合は、小さな声で話しかけられるより、ヤブサメの囀りの声の方がよく聞き取れるのですが、いつそれが聞き取れなくなのか解らないわけですね。

軽度近視の人は良く裸眼で長い時間遠くを見つめるとか星を眺める事で、視力が回復することもあるようですが、聴力を少しでも回復するには、5khz以上の自然音 秋限定ですが虫の声(アオマツムシはダメですが)を聞き続けるのも良い方法かもしれませんね。

ヤブサメの声が聞こえなくなってきたら、大変ショックです。

kochan様
 連投ありあがとうございます。
 私はだいたい50歳からですね。ただかなり個人差がありますので、大丈夫でしょう。もうひとつの個人差は、フィールド経験の多さです。野外にあまり出ていないバードウォッチャーはなかなか気がつかないと思います。普段の生活には関係ないですからね。とくに、野鳥録音している方は、早く気がつくと思います。
 このシーズンは、アオジやクロジの地鳴きが聞こえるかがバロメーターですね。

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