今日から春-シジュウカラ初囀
月2回の六義園のセンサス調査を実施。今シーズン、いちばんの寒さです。都会バードウォッチング用、一級の防寒装備で臨んだのですが、それでも寒い。鳥はオオタカのせいか、カモ類が激減。それに対して相変わらず小鳥は多く、かじかんだ手で記録を取るのに苦労しました。
しかし、この寒さに反して今日はシジュウカラの初囀を記録しました。1羽が気まぐれにさえずっていたのではなく、都合3羽。その内、2羽はさえずり合っていました。とくに録音できた1羽は、力強さもあり完全なさえずりでした。これが、その声です。PCM-D1で録音して低音ノイズの軽減などをしています。
「GreatTi-farstsong11011400.mp3」をダウンロード
このところほぼ毎日、六義園に行っていたのですから今日から鳴き始めたのは間違いありません。シジュウカラは、練習らしい練習もせずさえずることができるようです。
六義園におけるシジュウカラの初囀の早いものは、1月5日(1986、1987)、遅い記録は2月13日(1985)で、1月中旬というのは平均的な記録となります。
このほか今日は、ハシブトガラスが求愛給餌をしているのを2回も見ました。場所は離れていましたので、別の番同士の行動です。
梅林のウメの花は2分咲き、シジュウカラのさえずり聞いて、ハシブトガラスの求愛給餌の行動を見るかぎり今日から春でした。
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