鳥始めー三列風切羽の白いカルガモ
今日から六義園は、開園しています。昔は、役所の仕事始めと同じスケジュールの開園でしたが、正月気分を大名庭園で楽しんでもらおうという計らいです。そのため、江戸太神楽の実演などのイベントが今日明日とあります。
そんな中、月2回のセンサス調査を行いました。とにかく鳥が多くて、記録する間がないほど連続して次から次に出現します。もっとも多いのはヒヨドリですが、メジロ、シロハラも多かったですね。そして、最後を飾ったのはハイタカでした。一富士二鷹三茄子と縁起のよい初夢のベストスリーに数えられるタカを初調査で記録できるとは、今年一年きっと良い年になるに違いありません。
ところで調査の後に気が付いたのですが、カルガモの群れに中に変わったカルガモがいました。これが、その写真です。
ご覧のように翼の羽毛がやけに白いのです。この部分は、三列風切羽で翼の付け根のほうの羽で、たたむと腰の上あたりに来る羽です。普通は、羽軸までの半分が白、あるいは縁が白です。このカルガモは、付け根のほうは褐色なのですが、羽弁の左右とも白いのです。前を泳いでいくカルガモが一般的な白さカルガモです。いかに、このカルガモの三列風切羽が白いかわかかります。ですから、とてもよく目立ちます。
六義園のカルガモは、一冬の数はかなり安定していますが、微妙に変わっていきます。また、春になれば渡り去ります。もし、三列風切羽の白いカルガモを見つけられたらご一報いただければと思います。六義園に来るカルガモがどこから来るのか、ヒントが見つかるかもしれません。
« 謹賀新年ールリビタキ冬のさえずり | トップページ | 日陰と日向のアカハラ »
「観察記録」カテゴリの記事
- ミソサザイのさえずりか?ー六義園(2023.01.21)
- ウグイスの真似をするガビチョウ-日光(2023.01.14)
- オオカワラヒワの地鳴き-日光(2023.01.13)
- シジュウカラの初さえずり-六義園(2023.01.08)
- 大晦日に謎の声-六義園(2022.12.31)
コメント