白線を食べるカラス
昨日の記事で、ハシブトガラスが霜柱を食べるのはミネラルの補給ではないか書きました。この根拠は、白線をたべるカラスがいることからの推測です。白線とは、運動会のときに引く石灰によって描かれたラインです。
六義園の隣には、文京区が管理する運動公園があります。ここにもハシブトガラスが巣を作ったことがあるので毎年、調査をさせてもらっています。また、六義園を別の角度から見て見落としがないか確認するために、たびたび入らせてもらっています。そのため職員の方とは顔見知りになり、カラスや野鳥に関する情報をいただくことがあります。そのなかに「ネグラに入る前にカラスが白線を食べる、1本の線にカラスが並んで地面を啄む様子は壮観」。また「石灰で子どもがやけどをしたので、やけどをしない石灰に変えてからカラスが集まるようになった」という話もありました。それは、ぜひ見たいと夕方に立ち入らせもらったことがあります。
私がいるだけで、もういつもの雰囲気とは違うと言うことが伝わるのか、なかなかカラスがグランドに下りてきません。下りてもすぐに飛び立ってしまいます。日が沈んでだんだん暗くなってきました。写真を撮るのが厳しくなった頃、やっと1羽が白線の前に舞い降りて啄んでくれました。
写真のカラスは、ハシブトガラスです。このあと、このカラスにつられて数羽が白線を啄んでくれました。そのなかにはハシボソガラスもいて、白線を食べるのはハシブトガラスだけではないことがわかりました。ただ、1本の白線にカラスがずらっと並ぶ絵にはならず、点々とカラスが舞い降りて啄んでいました。
けっこう、カラスはミネラルの補給に気を使っているのかもしれません
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