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2011年2月21日 (月)

神保町で浮世絵

 昨日からアメリカのバードウォッチャー、M夫妻が東京に滞在しています。M夫妻とは10年前に千島カムチャツカ・ツアーで同行して以来のおつきあいです。今回、アメリカの旅行会社主催するバードウォッチング・ツアーに参加しての日本再訪、ツアー後のフリータイムを利用してお会いしました。昨日は、皇居のお堀にいるミコアイサを見せようと和田倉門あたりのお堀に行ったのですが、ミコアイサにはふられてしまいました。いっしょにいたキンクロハジロも少なく、ちょっとがっかり。東京を見たいということでしたので、その後は浅草から水上バスで隅田川を下りました。
 今日は奥さんが「浮世絵が欲しい」ということで、神田神保町の古本屋街を歩きました。いつもカタログを送ってくれる三田アートは月曜日が休みのためパス、浮世絵専門店の大屋書房、東洲斎、山田書店を見て歩きました。
 奥さんが大屋書房で選んだのは広重の扇画、隅田川の雪景色です。隅田川の流れは濃紺、そこに白い雪が舞っています。なかなか渋い絵を選ぶものだと感心いたしました。かなりお高い絵でしたが、奥さんは大満足でした。検索したらネット上に同じ絵がありました。実際は、時代ががかってもっと重厚な感じでした。http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/da/eb53e911653c2bdecd17a419488a56c2.jpg
 私が、東洲斎で気になったのも同じく広重、隅田川の雪の風景『東都名所隅田川全図雪中景』です。3枚綴りの東都名所シリーズの一つです。状態があまり良くないので、手頃の値段となっています。状態の悪さは、より年代を感じさせてくれるものと割り切って買ってしまいました。
 絵の構図は、向島あたりの上空から浅草方面を見たもので、右下手前が木母寺、左奥上が金龍山となっています。隅田川の流れのなかには中州がいくつもあって自然河川そのものの風景が広がっています。これが、江戸の自然の風景なのです。
 絵の中では都鳥と言われてたユリカモメが舞い、屋根船に乗って江戸っ子が雪見酒を楽しんでいるでしょう。また、池波正太郎の『剣客商売』の主人公・秋山小衛兵の家は、左下あたりになるでしょうか。右下に描かれている水路は、おはるが巧みに船を操って通ったところだろうかなど、見れば見るほどいろいろ想像をかき立てられる絵なのです。
 ガラス越しですが、撮った写真をあげておきます。

Ukiyoe1

 なお、Webサイト上にもっと状態のよい絵がアップされていました。下記URLでご覧ください。

http://www.exblog.jp/blog_logo.asp?slt=1&imgsrc=200811/12/34/b0133334_10331053.jpg

 久しぶりに神保町で浮世絵を見て歩きましたが、いずれも店舗も健在なのにまず安心いたしました。時代が変わっても変わらないモノを見つけると、なぜか最近はほっとします。

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