デジスコ通信に投稿-珍鳥ってなんなのさ
毎度、デジスコドッドコムのメールマガジン「デジスコ通信」に投稿いたしました。題して「珍鳥ってなんなのさ」です。下記URLで読めます。
http://www.digisco.com/mm/dt_52/toku1.htm
珍鳥は学術用語ではありませんので、定義されていません。そのため、人によって珍鳥と珍鳥度合いが異なります。
高校時代からの鳥仲間にしばらくぶりに会ったら「まだ、珍鳥を卒業できなくて・・・」と頭をかいていたことがあります。珍鳥というのは卒業するらしいのです。というのは、当時(1960年代)の若いバードウォッチャーたちは、珍鳥は若者が追いかけるもの。年取ったら珍鳥など追いかけないで、ゆっくりのバードウォッチングを楽しむものだと思っていました。ですから、珍鳥には若くて快活なイメージさえありました。それが立派な大人になって、まだ珍鳥を追いかけているというのは、いつまでも腰の落ち着かない人生を送っているような引け目があっての頭をかきです。
趣味の世界で珍しいものを尊ぶのは、どこの世界でも同じです。ただ、珍鳥がどれだけ珍鳥なのか、なぜ珍鳥なのか、もう勉強すればもっと感動できるはずです。ところが、最近の珍鳥のありがたさは集まった人数、200人もいたのだから大珍鳥に違いないという感覚になってしまいました。
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