眉のないエナガ-シマエナガか
六義園の鳥仲間が、おもしろい写真を撮ってきました。それぞれのブログに貼っていますので見てください。
Trink'sさんは2月18日
http://trunk6.blog2.fc2.com/
minomushiさんは 12枚目から
http://minomushi0.exblog.jp/i0/
エナガは、エナガなのですが眉がないのです。どう見ても北海道産の亜種シマエナガに見えます。人間は眉がないとかなり不気味ですが、エナガはこんなにも可愛くなります。 本州でもシマエナガの記録の噂は聞きますが、記録として残っているのは宮城県、新潟県などで複数例、そして関東地方では栃木県今市の記録が1926年3月にあります。いずれも昔の記録なので捕獲記録、誤認はありえません。
それにしても、これはシマエナガなのでしょうか。亜種エナガの部分白化なのでしょうか。図鑑によれば、眉斑の有無が決定的な違いで、全体に測定値は大きめですが、身体のそれぞれの部位の測定値はオーバーラップしています。仮に捕獲して測定しても判断は難しいモノがあります。最終的にはDNA鑑定しかないと思います。
北海道で撮影されたシマエナガの写真を見ると、眉はないものの他の黒いところはコントラストがはっきりしています。一概には言えませんが、今回撮影されたものは全体に淡いので、やはり部分白化と考えた方が無難かもしれません。その目で、過去の本州の記録も確認してみたいものです。
エナガがいてもエナガだとわかれば、群れの1羽1羽を丁寧に見ることはありません。エナガには、近似種類がいないからです。そのため、眉無しエナガを見逃しているかもしれません。実は、私も同じ所に行っていて、エナガを録音しているのですが、この眉無しエナガは見損ねています。
私としては、キガシラシトドやオジロビタキよりも、こちらのエナガのほうが興味深いネタですね。
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薄く黒褐色が襟足にあるところなどから、部分的に色素が抜けかけているエナガではないでしょうか。シマエナガはもっと真っ白ですね。どうも頭部の色彩を決める遺伝子は体とは違うようで、頭部のみの白化という例は意外とある気がします。半年ほど前に頭が真っ白なホオジロを見ました。
投稿: シバラボ | 2011年2月21日 (月) 07時34分
シバラボ様
以前、葛西臨海公園の鳥類園で眉の薄いのを見たことがありますが、ここまで白いのは初めてです。
頭から顔の白いスズメやジョウビタキがいますから、確かに白くなりやすい部分なのでしょうね。
おしゃるとおり、エナガの白化の可能性が高いと思います。過去の記録は、本当にシマエナガだったのでしょうか。
投稿: まつ | 2011年2月21日 (月) 15時49分
まつ様 こんばんは
千葉県で見れるエナガは、眉斑の色が薄い個体が多いような気がします。
以前 館山で撮った個体や千葉で撮ってる方の写真を見ると
やはり白が多数混じっていてゴマ塩色に見えたりで
そのうち、シマエナガと見分けがつかない個体が出てくるのではないかと思っていたりします。
投稿: kochan | 2011年2月21日 (月) 19時51分
kochan様
千葉で、あまりエナガを見たことがありませんが、多そうですね。
ちょろちょろ動くエナガをじっくり見たり写真に撮ることをしないで、見損ねていました。これからは、しっかりと見るようにします。
投稿: まつ | 2011年2月21日 (月) 20時57分
シマエナガは家の庭にも来ますので見慣れていますが、この写真のエナガは一見したところシマエナガではないですね。シマエナガの顔はもっと真っ白で顔つきが違います。
本州の過去のシマエナガの記録というのも、疑ってみる必要がありそうですね。
投稿: 松田まゆみ | 2011年2月22日 (火) 20時43分
松田まゆみ様
顔つきの違いというのは、説得力があります。ありがとうございました。
ついでにお伺いいたしますが、亜種エナガと亜種シマエナガでは、声は違うのでしょうか。
北海道の他の種の亜種のミヤマカケス、シロハラゴジュウカラを聞くかぎり、違いは感じられませんでした。それより、現在では亜種になっていないカワラヒワのほうが、最初はわからないほど違いがありましたね。
本州と北海道の両方で野鳥をしっかり見聞きしている人は意外と少ないので、お願いします。
投稿: まつ | 2011年2月22日 (火) 20時54分
亜種エナガと亜種シマエナガの声ですが、私には同じように聞こえます。とはいっても、比較して聞いているわけではありませんので、録音するなどして比較したなら違いはあるのかも知れません。
北海道のカワラヒワ、そんなに違いましたっけ? 私にはそこまでの違いは感じられないのですが、私の感覚が鈍いのかも・・・。
ところで一昨年、早池峰山に行ったとき、メボソムシクイがとても聞きなれない鳴き方をしていて、あれには驚きました。メボソは本州でも地域によってかなり囀りに違いがあるようですね。
投稿: 松田まゆみ | 2011年2月23日 (水) 12時00分
松田まゆみ様
私も亜種エナガと亜種シマエナガの声の違いは感じませんでした。カワラヒワはサロベツで聞いたものは最初わからないほど違いを感じました。
早池峰山のメボソムシクイは、オオムシクイではありませんか。その問題については、拙サイトにあげています。下記URL→鳥声鳥語→「ジジロ、ジジロ」と鳴く鳥についての検討です。 http://www.birdcafe.net/howto/howtoall.htm
今まで亜種コメボソムシクイと言われていたのは、亜種オオムシクイという趣旨ですが、最近ではDNAから別種説が有力です。
投稿: まつ | 2011年2月23日 (水) 12時27分
北海道の斜里岳で繁殖しているものは鳴き声を聞いたことがありますが、明らかに本州のメボソムシクイとは違います。生息地もダケカンバ帯からハイマツ帯にかけてです。私の居住地で渡り途中にたまに聞く声も同じ種ではないかと思います。
しかし、早池峰で聞いた声は、北海道で繁殖しているものとは明らかに違いましたし、本州中部の高山帯で聞く典型的なメボソムシクイの声ともかなり違い、はじめは何が鳴いているのかと悩みました。その時は本州のメボソのバリエーションかと思ったのですが・・・。やはり、DNA解析が必要なのでしょうか。
投稿: 松田まゆみ | 2011年2月24日 (木) 13時56分
松田まゆみ様
そういえば、たしか早池峰山だと思ったのですが、知人の野鳥カメラマンが「メボソムシクイのさえずりを流したけれど反応がなかった」と話してました。
富士山とか日光に行くと、メボソムシクイの密度が濃いのですが、それ以外は薄い感じがします。北海道では会ったことがありません。会ったのは、天売島でオオムシクイでした。
今度、録音していただければありがたいです。
投稿: まつ | 2011年2月24日 (木) 20時23分