厳冬期は減少期-六義園の調査から
毎月1日と15日に行っている六義園の調査は、明日の天気が不安なので今日行いました。今朝は、今シーズンいちばんの寒さでした。調査はゆっくりと歩かなくてはならないので、いくら歩いても身体が温かくなりません。もともと悪筆なのですが、かじかんだ手で書いた調査用紙の文字はいつもよりひどくなり、後で読めるか心配です。
鳥のほうは、厳冬期の減少期に入って少なくなりました。とくに、地面で食べ物を取るアオジやクロジは、1月に比べて減っています。ただ、シロハラは逆に増えた印象があります。枯れ葉をはねのけ下から食べ物を見つけるシロハラは生きていけても、地面のうらつっらを歩きながら食べ物を探すホオジロ系の鳥たちは、雪の気配を感じて移動していってしまったのしょうか。
小鳥よりもっと減少が著しいのは、カモ類です。多い時は、4、50羽いたカルガモも数羽となりました。今まで、カモ類は一冬安定して数が変わらなかったのですが、今年はいつもと傾向が違います。原因として考えられるオオタカの出現は、以前からありました。それが、今年はより多く出現しているということでしょうか。わずか月2回の調査ではオオタカのような鳥は記録されず、因果関係を把握するのは難しいのが悩みです。
現在、雪は大降り。ホワイトバレンタインディとなりました。いずれにしても今日、調査を行ったのは正解でした。
K藤さん、K久保さん。本日は寒い中、調査にご協力いただきありがとうございました
« 時が解決してくれるもの | トップページ | 雪による枝折れの音-六義園 »
「観察記録」カテゴリの記事
- ガビチョウに間違えられたキビタキ-六義園(2023.06.04)
- ハシブトガラスの幼鳥^六義園(2023.05.28)
- エゾムシクイの地鳴き-日光(2023.05.27)
- カッコウ、ホトトギス、ご到着-日光(2023.05.26)
- ヒヨドリの巣立ち-六義園(2023.05.21)
コメント