『朝の小鳥』4月分収録-難題のツバメのさえずり
今日は、文化放送にて4月分『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
4月の放送内容は、春の街と里山の鳥です。ツバメ、カワラヒワ、ヒガラ、コサメビタキです。じつは、野鳥録音をしていて感じるのは身近な鳥の声の録音が難しいことです。身近な鳥でもキジバトやヒヨドリは山にでもいますから、静かなところで録音できます。
しかし、今回取り上げたツバメはもっとも録音の難しい鳥と言えるでしょう。身近にたくさんいるツバメがどうして難しいのかというと、身近すぎて人工音が多くて録音しづらいです。だいたい、表通りの人通り車通りの多い場所で巣作りをして、その周辺でさえずるのですから騒音に紛れてしまいます。その上、基本的にはサブコロニーで繁殖するので、さえずる頻度は少ないのです。さらに、さえずるのは渡ってきたばかりの頃で、しばらくするとあまり鳴かなってしまいます。
また、人の近くで繁殖するので警戒心が薄いと思って近づくと、警戒の「チュッピ」としか鳴いてくれず、「土食って泥食って渋ーい」という聞きなしどおりの声はなかなか録れないのです。
コツは、とにかく静かなところで巣作りをしているツバメを見つけること。裏通りや大きな倉庫のようなところにあれば理想的です。そして、やはり早朝に出向くということにつきます。そして、ソングポイントを見つけて、その下に置いておき録音するという方法をとりました。さらに加えるならば、早朝から街角にじっと立っていて不信に思われないようにする工夫も必要です。
早ければ、そろそろツバメの渡ってくるところもあるでしょう。この難しいツバメの声の録音にチャレンジしてみてください。
なお、4月の放送内容は下記の通りです。
4月 3日 ツバメ
10日 カワラヒワ
17日 ヒガラ
24日 コサメビタキ
« 春のきざし-ハシブトガラス | トップページ | ムクドリのごちそう-トカゲを食べる »
「番組・報道」カテゴリの記事
- 「朝の小鳥」70周年特別番組のお知らせ(2023.08.10)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録(2023.05.10)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-4月は六義園の渡り鳥(2023.03.15)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-3月は鳥にまつわる言い伝え(2023.02.15)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-2月は舎人公園(2023.01.18)

コメント