尾の両側が白いアカハラ
一昨日の小石川植物園での観察会で、アカハラを見つけました。ところが、飛び立ってその先の木にとまる時に尾の両側に白い部分が見えたのです。尾の両側が白い以上シロハラです。最初、確かにお腹のレンガ色が見えたので「アカハラがいます」と言ってしまったのですが、尾の両側の白が見えた以上、誤認と思い「すみません。シロハラでした」と訂正いたしました。日陰の灌木の中とはいえ白とレンガ色のお腹を見誤ることがあるのか、私もとうとう焼きがまわって来たのか思い、しっくりしませんでした。
この日、このほかにもトラツグミやルリビタキがいて写真が撮れそうだったので、本日もう一度たずねました。平日の園内は、空いていて貸し切り状態です。ホンセイインコやウメに来るメジロを撮っていると、昨日とほぼ同じエリアでアカハラに出会いました。ところがこのアカハラ、飛び立って舞い降りるときに尾の両側に白い部分が出るのです。なんと一昨日、シロハラと間違ったと思ったのは間違い。アカハラで良かったです。これでしっくりしましたが、そんな個体がいるのですね。
このアカハラの尾の白い部分が出たところを写真に撮ろうとしました。しかし、この特徴は舞い降りるときにブレーキをかけるために尾を広げた時に出るのです。飛び立つ時は、写せてもその先を追って舞い降りるチャンスに写真を撮るというのは、なかなか難しく私の技術では無理。とまっている時、後ろから見ると尾の左右と先の色の淡いのはわかります。
飛んでも、尾を広げない限り両側の白は見えませんでした。これでも、広がるとシロハラと同じように白い部分が出現します。
ところで、夏の日光で林道を車で走っている時に目の前のよぎって藪に入った鳥が、ツグミ大で尾の両側が白かったことがあります。日光にはアカハラは多いのですが、夏にシロハラもいるのかと色めき立ちましたが、見えたのは一瞬のこと、それも車の中からなので確認できないままでいます。もしかしたら、アカハラの尾の両側が白いタイプだったのかもしれません。このようなタイプは、どのくらいの割合でいるのでしょう
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