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2011年3月14日 (月)

謎の声は身近な鳥だった

 今日は、日本野鳥の会で新聞社の取材を受ける予定でした。しかし朝、電話があり中止。また、今週末に依頼されていたセミナーの講演も中止のメールが来ました。そして、夕方マーケットに行ってみたら棚が空っぽ。遠い東北地方の地震や津波のことと思っていましたが、だんだん身近になってきました。
 午前中、空いたので六義園のセンサス調査を行いました。急な連絡にもかかわらず、K藤さんとK久保さんも参加していただきました。野鳥は元気です。キンクロハジロの後ろ髪も長くなりました。シジュウカラのさえずりがさかんに聞こえ、ウグイスのさえずりも3カ所で聞かれました。ルリビタキがコゲラに追われるなど、鳥たちは春爛漫の感じです。そして、歩いていると暑いくらいになりました。ウグイスは鳴いたか、ツバメはまだかいなと言った日でした。
 ところで昨日、不明な声が気になりました。連続した節で間を開けて続けて鳴くものです。遠かったこともあり、確認することができませんでした。ひょっとするとムシクイ類かもという淡い期待をさせる声でした。ところが今日、同じ声が聞こえました。場所もほぼ同じところです。声をアップします。PCM-D1で録音、低音のノイズを軽減、ノイズリダクションをかけています。

「GreatTit11031400.mp3」をダウンロード

  今日は、近くて鳴いている姿もよく見えました。声の主は、なんとシジュウカラ、それも雄です。嘴が声といっしょに動くのを確認できたましたので間違いありません。ときどきシジュウカラらしい声がまじるので納得できると思います。状況は、シジュウカラ4羽が入り乱れての鳴き合いです。よく見ると、雄2羽雌2羽。2番のシジュウカラがなわばりを争って鳴きなっているようです。雄は胸を張り、胸の黒い部分をアピールしています。声は、その興奮したときに出していました。
 シジュウカラもヒヨドリもこの季節いろいろな声を出します。わからない声にどっきりさせられる季節、野鳥たちの声の季節の始まりです。

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