本日の発見・ウラシマソウ
今日の六義園は一年間に何回もない気持ちの良い日でした。
シジュウカラがさかんにさえずり、渡りを前にしたツグミが忙しそうに食べ物を探し、渡り途中のシメの群れがいました。
そんな六義園の森の陰で、今までに見たことのない植物を見つけました。
ヤブサレガサのような葉の下に、カップのような形をした花に見える部分があり、その先がムチのように長く伸びています。いっけんマムシグサに見えます。いっしょにいたK久保さんからウラシマソウと教えていただきました。あとで調べるとさほど珍しい花ではないようですが、六義園で見たのははじめてです。
実際には、花に相当する部分は中にかくれています。そして、花のようにみえる部分から長く伸びたムチのような形が、浦島太郎が釣り糸を垂らしているようだと言うことが名前の由来だそうです。
今頃は、カラスの巣の調査で園内をくまなく歩いているので、あれば気がついていたはずです。それとも、巣を見つけるために上ばかり見ていたために、足元の植物に気がつかなかったでしょうか。歩けばかならず何か発見のある六義園、今日の発見はウラシマソウでした。
« 舞岡で『野鳥』誌の取材 | トップページ | 上を向いて歩けない »
「観察記録」カテゴリの記事
- きれいな声紋の主は-日光(2021.03.01)
- カワアイサのディスプレイ-日光(2021.02.24)
- キジバトのさえずり-染井墓地(2021.01.26)
- 頭の白いムクドリ-染井墓地(2021.01.23)
- ツグミの鳴き声-染井墓地(2021.01.07)
コメント