六義園でイカルのさえずり
今日も東京地方は、寒かったですね。
昨日に引き続いて六義園で夏鳥を探してみました。この寒さのなか、やはりセンダイムシクイすら会うことができません。会えたのはイカル。したたるような新緑のなか、柔らかなさえずりが聞こえました。
PCM-D1で録音、録音ボリュームを間違えてかなり小さく録ってしまいました。そのため、ボリュームの調整、ノイズリダクションをかけています。
六義園では、イカルはときどき冬に見られます。今年の冬は見なかったので、このイカルは移動途中に六義園に立ち寄っていったものです。
イカルは、地方によってかなり節が違います。少なくとも、栃木県日光と長野県軽井沢では違います。イカルの聞きなしは「お菊二四(おきくにじゅうし)」などですが、日光のイカルはそうは聞こえません。軽井沢のイカルがそう鳴きます。また、去年行った兵庫県では「聖こ来い(ひじりこきい)」と鳴いていました。これは聖徳太子を斑鳩の里に導いたという曰く付きの聞きなしです。
しかし今日、六義園で聞いたイカルのさえずりは、このどれともあてはまりません。もし、このさえずりと同じタイプで鳴く地方がわかれば、このイカルがどこへ行くのかわかるかもしれませんね。
« 夏鳥がまだ来ない | トップページ | 上野駅のイカル »
「観察記録」カテゴリの記事
- セミの周波数で難聴テスト(2022.08.03)
- アカハラのさえずりは2音節半か-日光(2022.07.28)
- アカハラがさえずるまで-日光(2022.07.27)
- ニイニイゼミが鳴いていた-六義園(2022.07.11)
- ブッポウソウ出現-六義園(2022.07.09)
コメント